組織拡大こそ要求実現の力!すべての単組で組織拡大に取り組もう!
第27回組織集会を開催

 1月17日~18日、第27回組織集会を新横浜において、30地方組織・15県事務所、本部含め203人の参加で開催しました。

 開会のあいさつで、中川書記長は昨年末の衆議院議員選挙と沖縄県知事選挙を含めた情勢にimage003触れ、投票率などからみて安倍政権に事実上の敗北が続いている要因を「地域の声と向き合おうとしない」国民、住民無視の横暴な手法にあると断じました。

 今春闘の特徴としては、「25年ぶりの高いインフレのもとたたかわれる春闘」であること、その25年前は6%近いベアを勝ち取ったにもかかわらず、連合の今年の賃上げ要求がわずか2%にすぎないという事実は異常だと指摘しました。

 15春闘では、経団連の春闘終焉論を跳ね返し、14春闘で作り出した賃上げの流れを止めず、さらに前進させ、労働者、住民の声に応える大きな自治労連を作っていくために、春闘に取り組む姿勢と組織拡大の決意を固め合う組織集会にしようと呼びかけました。

 組織拡大こそ要求実現の力!

 地元神奈川自治労連・水野委員長からの歓迎あいさつの後、基調報告にたった関口組織局長は冒頭、昨年12月に厚労省が発表した「労働組合基礎調査」の結果にふれました。全労連が、前年と比較して組合員数を減らしていることにふれ、「国民・労働者の要求実現のため奮闘している全労連、生活改善につながる賃上げを要求してたたかっている全労連が、組織を小さくしているようじゃだめだ。この春、たたかう労働組合を大きくするために、私たち自治労連が、“増勢に転じる”ということを正面に据えて、組織拡大にみんなでがんばる、そんな決意を固めあう集会にしたい」と訴えました。

 集会の「目的」として強調したのは、この間の全国での実践と教訓を学び合う場にしようということでした。「単に、これと同じものをやってほしいということではなく、それぞれの地方組織や単組が、どうしてこれをやろうと思ったのか、どんな工夫をしたのかなども、あわせて真似てほしい」と述べました。具体的な取り組みでは、「さまざまな『近い』を活かした取り組み」や「お手紙作戦」など、全国的な教訓の実践を提起しました。「お手紙作戦」ひとつでも、その時期の「もらう側」の気持ちにあった内容の手紙になるよう工夫するなど、「真似て、工夫」することを強調しました。「すべての対象者を視野に『対話』を進める」では、未加入者に対しては、「○○の要求を実現するためにあなたの力を貸してほしい」と訴えることを提起しました。「7・4公務員部長通知」の改善部分を活かした要求実現を組織拡大につなげることの重要性を強調しました。

 共済報告では篠原共済専務理事が、「厚い保障を自治労連共済が実現できるのは儲けを求めていない、助け合い制度だから実現できる」と訴え、ライフサポートの視点に立って、気軽に「共済いいよ」「組合良いよ」と声掛けをすること。また、共済の活動費は「貯めるものではなく組合活動に積極的に活用するもの」であり、「組織拡大のために共済をどう活用するか議論をしてほしい」と呼びかけました。

 反響を呼んだ紙芝居・DVDの実践、特別報告

 千葉県本部が考案した新採紙芝居は、全国に波及しました。千葉をまねて、独自に紙芝居を工夫・作成したと秋田、鳥取より、新採説明会さながらの実演が行われました。

■秋田県本部 北秋田市職労

 合併以来、自治労との競合にさらされ、14年に合併以来の新規採用数となったことを機に、千葉県本部の新採紙芝居を参考に独自で紙芝居を作成した。事前に執行委員会で実践練習を行い、自信を持って臨んだ説明は好評をはくした。一方、説明会で自治労連に対するネガティブ発言をした自治労は、参加者の反感を買ったこともあり、結果として新規採用者のうち76%が自治労連加入となった。

 ■鳥取県本部 鳥取厚職労

 紙芝居は、組合のそもそもの役割から始まり、組合の構成、自治労連運動に特に関わる憲法条文の一つである「25条」に触れ、ハラスメントの相談、団体交渉の組合奮闘などを紹介する内容。「組合に入って要求を話し合えば、個人の要求が組合員みんなの要求になるので、組合員が多くなればなるほどその要求がたくさんの要求になり実現もしやすくなる」と組合加入の必要性を強調しました。

 ■山口自治労連 下松市職労

 DVD作成のきっかけは、「組合がどういうものなのか伝わっていないのではないか」という懸念から、また、昼休みという限られた時間で、いかに充実した説明を行うかという課題を克服するためであった。競合ではない下松市職労は100%に近い高い組織率でありながら、数年前に脱退者が出たことも一つの大きな要因。DVDは、青年部活動を中心に笑顔あふれる写真を多用し、BGMも効果的に重ねられている。この取組みで、組合に対する印象が変わったのか、以前より声をかけられる機会が多くなった。

 その他、5本の特別報告がありました。

①地方組織立ち上げ時の中心メンバーが次々と第一線を離れる中、後継者育成の観点に立ち、おきプロNEXT参加など若い世代のつながりも強め「500人徳島自治労連」を達成した。(徳島自治労連)

②「正規・非正規を理由にした差別扱いを許すな!」と、均等待遇の実現を目指し、非正規の雇用・労働条件・権利などを勝ち取る中で組織拡大に結び付けてきた。(大阪自治労連)

③市立保育園の廃止問題と労働組合・職員への権利侵害に対し反対し、住民・保護者・保育関係労働者と共同した運動を広げながら、組織拡大にもつなげてきた。(埼玉県本部 ふじみ野市職労)

④組合員が組合員を増やすことにこだわり、また、準備とスピードを大事にし、本庁での組織拡大を進めてきた。(愛知県本部 名古屋市職労)

⑤競合の中、共済プレゼントと競合ならではの学習会で組織拡大を進めた。(福島県本部 二本松市職労)

 分科会で活発な議論

 二日目は午前中に8つの分科会を開催しました。規模別の分科会が2つ。課題別分科会が6つ「新採・未加入対策」、「自治体非正規・公務公共関係労働者職員の要求運動・組織化(第1、第2)」、「本庁職場での組織強化・拡大(第1、第2)」、「青年の参加推進・次世代育成」のそれぞれの分科会で活発な議論が交わされました。

 全体会、分科会で教訓と工夫を共有し合った組織集会を受けて、15春の組織拡大月間が本格的に始動します。