2011年2月号 Vol.447

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また、十和田湖を源流とする奥入瀬(おいらせ)川流域に約14キロメートルにわたって続く、原生林に囲まれた美しい奥入瀬渓流も、十和田湖の魅力を際立たせる見どころのひとつです。銚子大滝や雲井の滝など見ごたえのあるポイントも多く、観光やハイキングにも絶好のスポットとして人気です。
十和田湖は著名な芸術家や歌人にも愛されました。特に日本を代表する詩人であり、彫刻家でもあった高村光太郎が、晩年に最後の彫刻作品として製作した「乙女の像」が中湖の湖畔に立てられており、いまでは十和田湖のシンボルとなっています。
静かなたたずまいを見せる十和田湖ですが、その歴史には激しい自然活動がありました。十和田湖は火山の噴火によってできたカルデラ湖で、初期に形成されたカルデラ(噴火による凹み)のなかに、その後の噴火によってさらにカルデラが形成される、「二重カルデラ」という珍しい構造となっています。そのため湖の中央に近い中湖付近が、他の部分に比べて非常に深くなっているという特徴があります。
また、十和田湖には他にも珍しい歴史があります。県境にまたがる十和田湖は、江戸時代から郡の境界が不明確で、1871年の廃藩置県によって青森県と秋田県に隔てられた際にも、湖のどこが県境となるかは決められませんでした。以来130年以上にわたって県境未定のまま年月が過ぎ去りましたが、2008年に青森県、秋田県の両知事と十和田市長、小坂町長の四者によって境界が定められたという、他にあまり例を見ない経緯を持っています。
「乙女の像」が立っている十和田湖南東部の休屋と呼ばれる地区には、十和田湖畔温泉があります。地下900メートル以上の深さまでボーリングして源泉が掘り当てられ、2003年に開湯したという新しい温泉で、現在約20軒の旅館が営業しています。
今回は、温泉街の秋田県側のはずれにある湖畔の宿「緑水閣」をご紹介。ブナ林のなかの静かなたたずまいと、中尊寺金色堂にも使われた青森ヒバ造りの大浴場が自慢です。
▲静かな湖面に日没の日が映り込む幻想的な風景も |
▲湖畔に立つ「乙女の像」と高村の歌碑は名所のひとつ |
温泉メモ
十和田湖畔温泉 湖畔の宿「緑水閣」
| 所在地/ | 秋田県鹿角郡小坂町 十和田湖字休平50 |
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| 交通/ | JR八戸駅、青森駅からバス。 東北自動車道小阪I.C.もしくは 十和田I.C.から自動車。 冬季は通行止めにご注意ください。 |
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| 問い合せ/ | 0176−75−1511 | |
| HP/ | http://www.imgnjp.com/ryokusui/ |


