2010年12月号 Vol.445

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私は中部国際空港から出発しましたが、わずか2時間ほどで到着し、時差もなく、「隣国」という実感が湧いてきました。
私たち訪問団はソウルの中心街での行動だったので、市外の様子に触れることはできませんでしたが、街全体に活気がみなぎっており、どんな困難な状況になっても生き抜いていくという、決意のような空気を感じました。
初日は、民主労総(全国民主労働組合総連盟)イ・ジョンホ非正規室長の案内で、西大門刑務所歴史館を見学しました。戦前は日本の統治下であり、独立を求める韓国労働者が弾圧・収監され、戦後は軍事政権下での民主化運動弾圧の舞台となりました。直接見ると、時代をさかのぼり、いろいろなことを考えさせられる空間でした。
2日目は、民主労総本部で交流をし、民主労総の事務総長、非正規室、民主労総加盟の全国金属労組非正規局と懇談をしました。韓国の労働法制は日本の法律の後追いをしているという説明が印象的で、非正規職法で2年がたち、雇用はかなり継続されたが、正規と同等ではなく「中規職」と呼ばれる実態であり、無期の非正規だという話が心に残りました。
また、夕方から金属労組ソウル支部南部地域支会との懇談会が開かれました。参加した若い非公然組合員の「自分は友だちに誘われて加入した。低賃金で貧乏だが、労組を知り、個人の問題ではなく社会の仕組みの問題だとわかった」という発言に胸を打たれました。
帰国日の午前中に韓国労働社会研究所(KLSI)のキム・ユンソ所長と懇談をしました。韓国も日本も、労働者全体が抱えている課題は共通していることを実感し、日本での非正規雇用労働者に対する均等待遇を実現していく運動が大事であるということを改めて心に刻みました。
▲民主労総のチュン・ヒーソン副委員長(右から2人目)とイ・ジョンホ非正規室長(左から2人目)と自治労連代表団3人 |
▲民主労総ソウル支部南部地域支会では若い非公然組合員3人が懇談に参加してくれました |


