自治労連機関紙
2010年8月号 Vol.441

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保育や子育て、平和の歌を創作し続けてきた石井奈美さん、合唱構成詩の舞台監督として脚本を作り、演出・舞台効果も受け持つ田中由美さんは、ともに広島市の保育士です。
石井さんが25年前に創作した『さくらよ』は、いまも全国で歌われています。広島で開かれた「自治体のうたごえ祭典」で発表した構成詩『届けこの歌』の1曲です。被爆した後も、毎年、広島市役所の傍らで満開の花を咲かせ続ける「原爆桜」を題材に、核兵器廃絶と平和への願いを「生きて大地に根を張って、いのちと平和を守ろう」と訴えています。
5年前に公立保育園の民営化計画が発表され、労働組合や保護者、市民団体も加わる反対運動が始まり、毎年、500人以上が参加する「保育パレード」や15万筆にのぼる保育署名運動が続いています。そんな運動をうたごえで励ます『お願いきいて』や『負けるはずがない』という創作曲もできました。『お願いきいて』は、その年、広島市内に撒いた10万枚の市民ビラのタイトルそのものです。
「必要に応じて作ってきたんですよ」「私の場合、『詩を大切にしよう』『ことばを伝えるうたごえを』と、作ってきたんでしょうか」と20年以上の創作活動をふり返ってくれました。
そしてうたごえの発表・アピール・交流の場を支えるのが舞台作り。5年前に広島で開かれた全国保育団体合同研究集会の合唱構成『輝け広がれ子どもの笑顔』を始め、それ以後の保育にかかわる広島の舞台監督を全部担ってきたのが田中さん。つながりレク、ダンス、太鼓と音楽活動を続けているうちに「いつの間にか裏方をやるようになっていました」と語ります。合唱構成詩や舞台の演出、脚本づくり、ダンス・鳴子・ミュージカルの振り付け、進行・裏方など何でもこなします。「人がつながっていく、そのために自分が役立っている。それが大好きです」
保育運動を励まし、つなぎあう文化とうたごえを広島で支えてきた2人は、今年、広島で開かれる「第32回自治労連定期大会」の歓迎行事に参加します。保育だけでなく自治労連の運動をうたごえにと、広島で智恵を絞っています。
▲石井奈美さん(左)と田中由美さん(右) |
▲定期大会歓迎行事の練習が本格化。鳴子に合唱構成詩…大会初日の昼休みに用意しています |

