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2010年8月号 Vol.441

ドキドキ世界見たまま
第124景
シカゴ
自治労連千葉県本部 竹内 明子さん
メーデー発祥の地・シカゴで学ぶ労働運動の過去から未来
 シカゴはミシガン湖の南西岸に位置する都市でオバマ大統領の地元としても有名です。5月におこなわれたNPT再検討会議ニューヨーク行動において、シカゴがなぜオプショナルツアーに設定されたかといえば、シカゴがメーデー発祥の地だからです。
 1886年5月3日、シカゴでストライキを張っていた群衆に警官が発砲して負傷者が出ます。翌4日、労働者はヘイマーケット広場で抗議集会を行い、労働者と警官がにらみ合いになりますが、その群集に向かって何者かが爆弾を投じ、警官と労働者双方に犠牲が出ます(ヘイマーケット事件)。政府・資本と一体だった警察は「労働者側が爆弾を投じた」と、事実無根の罪で8人を逮捕、裁判にかけて4人を絞首刑にし、1人を獄中で殺害しました。
 この運動の大きな犠牲を忘れず、また労働者の偉大な闘争を記念して1890年5月1日に第1回国際メーデーが開催され、労働者国際連帯の日として現在も全世界でメーデーが行われているのです。
 私たち代表団は地元の全米電機ラジオ工労働組合(UE)やシカゴ労働者歴史教会の人たちの案内で、ヘイマーケット事件の犠牲者が眠るワルトハイム共同墓地を始め、人種や産業を超えて労働組合が多く組織され、シカゴ労働運動の原点とも言われる食肉加工産業の中心地ユニオン・ストックヤード跡地などを案内してもらいながら、アメリカ・シカゴの労働運動やメーデーについて説明を受けました。
 シカゴ滞在の最終日、ヘイマーケット事件のモニュメントに国際連帯の証として全労連が寄贈したプレートの除幕式にも参加し、また、10万人が結集したシカゴメーデーにも参加しました。
 シカゴ滞在で、私たち労働者の権利は過去の犠牲や運動の上に成り立ち、私たちの運動は自分自身のためであることはもちろん、未来の労働者へつなげるためのとりくみでもあるということを学びました。一時の情勢に流されることなく、未来を見据えた、ブレないとりくみを進めなければならないと感じた滞在でした。


▲10万人が参加し、会場や道路を埋め尽くしたシカゴメーデー。参加者は思い思いのプラカードを掲げ、道いっぱいに広がってデモ行進しました
▲ワルトハイム共同墓地にあるヘイマーケット事件のモニュメント前にて。前列一番右が竹内さん
     
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