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自治体の仲間

 

2010年5月号 Vol.438

日本列島 おどろき・おもしろミュージアム
第101館
京都市 京都国際マンガミュージアム
ノスタルジー漂う校舎に、マンガの過去と未来が交差する
 京都国際マンガミュージアム(通称「えむえむ」)は、日本が誇るマンガ文化の調査研究や展示を京都市と京都精華大学の官学共同事業として行う、国内でも珍しい文化施設です。「えむえむ」では太平洋戦争前の雑誌から戦後の貸本、海外の言語に翻訳された日本のコミックに至るまで、約30万点(2009年現在)を収蔵しています。一般に開架されているのはこのうち約5万点で、その多くが東京・新宿にあった貸本屋「大久保ネギシ書店」の閉店後に寄贈されたものとなっています。
 「えむえむ」の建物は、元は龍池小学校という市立小でしたが、近隣校との統合に伴って閉校となった校舎を改修し、ミュージアムとして活用するという変わった特徴を持っています。外見はもちろん、施設内の構造もまさに学校の校舎で、木の床の廊下にマンガがぎっしりと収蔵されている書架がズラリと置かれた「マンガの壁」は、ノスタルジックな雰囲気を漂わせています。
 また、吹き抜けの広いフロアに高い書架を並べたメインギャラリーをはじめとしたいくつかのギャラリーには、マンガ史として重要なものを世界から集めた資料的価値も高いものが、地域やトピックごとに年代別に展示されています。蔵書を館外へ持ち出すことはできませんが、館内であればどこででも読むことができます。晴天時にはデッキのテラスはもちろん、芝生広場に持ち出すこともできます。
 「えむえむ」は、マンガ文化に関わるさまざまな展示や企画も行っています。プロのマンガ家による原稿制作の実演を観ることができる「マンガ工房」や、自分の似顔絵を書いてもらえる「似顔絵コーナー」をはじめ、作家やテーマごとの特別展なども行われ、マンガのミュージアムとして新しい形を提示し続けています。1日いても飽きることなく楽しめます。


▲木造りの廊下に書架が並ぶ「マンガの壁」
▲建物から前庭に出てテラスや芝生で優雅にマンガ鑑賞も


ミュージアムメモ
所在地/ 京都市中京区烏丸通御池上ル(元龍池小学校)
交通/ 京都市営地下鉄烏丸線または東西線「烏丸御池」駅下車徒歩2分
開館時間/ 午前10時〜午後6時(夏休み時期は午後8時まで延長)
休館日/ 水曜定休(夏休み時期は無休、またメンテナンスのための休館日あり)
入場料/ 大人500円、中高生300円、小学生100円、小学生未満無料(団体割引、年間パスポート有り)
問い合わせ/ 075−254−7414
http://www.kyotomm.jp/

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