2010年2月号 Vol.435

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最初の訪問地カンボジアでは「アンコール・ワットの日の出を」と午前5時に車でホテルを出発。20分程度で入場券売り場に到着すると、夜明け前の暗い時間帯から仕事をしている多くの若い女性たちに出会い、驚きました。現地の男性ガイドは「カンボジアの女性は働き者です」と語ってくれました。「男性は長い内戦の影響からか労働意欲があまりない」と声が小さくなりました。カンボジアでは、世界遺産のアンコール・ワットやアンコール・トム、バンデアイ・スレイなどの建築物や壁画、彫刻を見学し、9世紀から15世紀のクメール朝の芸術に圧倒されました。
ベトナム・ホーチミン市では、戦跡のクーチトンネルや旧大統領官邸、戦争証跡博物館などを見学しました。印象的なのは南ベトナム解放軍ルサック基地跡があるカンザー。サイゴン川支流メコンデルタのこの一帯は、ベトナム戦争時に空爆と枯葉剤散布でマングローブが絶滅の危機に瀕しました。
戦後、各国の援助で植林されたマングローブが、今では7万5000ヘクタールの広さに繁茂しています。その景色は、平和を勝ち取ったベトナムを象徴しています。
ホーチミン市内中心部にあるツーズー病院内平和村の訪問では、ベトナム戦争の枯葉剤による子どもたちの被害の実相や治療のとりくみを聞き、子どもたちとの交流を深めました。長平弘委員長は「ベトナム・広島・長崎を再び繰り返すことなく、平和村発展の一助に」と参加者からのカンパを贈りました。枯葉剤被害による結合双生児で、現在は平和村職員として活躍している兄のグエン・ベトさんとの面会も実現し、記念写真を撮りました。
ホーチミン市はオートバイが何重にも列を連ねて走る街。排気ガスはもちろん騒音も凄く、道路の横断も命がけです。ドイモイ改革の多様な課題にどう対応していくのか、遅くない時期にベトナム再訪の機会をつくりたいと思いました。
▲ツーズー病院平和村でグエン・ベトさん (中央・車椅子)を囲んで記念写真 |
▲蓮池に映るアンコール・ワットに思わずシャッターを切る |
▲午前5時25分、まだ夜明けは遠い。笑顔でポーズとる女性たち |


