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自治体の仲間

 

2009年12月号 Vol.433

悠湯旅情
第113湯
開国150年祭でにぎわう彦根 滋賀県彦根市
キャッスルロードで開国の夢と情熱にひたる
 「井伊直弼と開国150年祭」が開催中の滋賀県彦根市。彦根藩主・井伊直弼は、黒船来航の嘉永6(1853)年、幕府の大老として幕政を動かし、日本を開国へと導きました。直弼が藩主になるまでを過ごした彦根城下は、彦根城の入口のひとつである京橋口から江戸時代の町並みを再現し、「夢京橋キャッスルロード」と名づけられ、観光客でにぎわっています。喫茶店やレストラン、お土産屋さんはもちろん、薬局や銀行、郵便局、公衆トイレ、分電盤にいたるまで、格子窓、白壁、軒庇といった城下町の伝統を再生した徹底ぶり。料亭かと思いきや、のれんに大きく「厠(かわや)」の文字がありました。
 彦根城は、徳川家の重臣・井伊家が幕府の命で豊臣家(大坂城)を監視するために築城され、1996年には5回目の改修が完了。天守閣は小規模でありながらも、松本城・犬山城・姫路城それぞれの天守閣とともに、国宝に指定されています。また、城内の階段が「ほぼ垂直」で奥行き幅もわずかという、スリルも国宝級です。城の北東には「玄宮園(げんきゅうえん)」という、国の名勝にも指定された庭園が位置し、中央の大きな池は近江八景を模しています。この玄宮園を含み、城内をゆっくり散策して約90分といったところでしょうか。
 ところで、彦根市といえば忘れてはならないのが、ご当地キャラとして全国で絶大な人気を誇る「ひこにゃん」。城の入口には「本日のひこにゃん」という看板が立てられ、登場場所が示されています。1回の登場時間は30分、さらに来場者は5分ごとの入れ替え制です。ひこにゃんが登場するやいなや、そこは写真撮影会。ひこにゃんも次々に愛くるしいポーズを披露してくれ、そのたびに「かわい〜い」の声が飛び交います。5分を過ぎ、もっとひこにゃんに会いたい人は、一度退場し再び行列に並びなおさなくてはなりません。この日の行列は屋外まて続いていました。
 彦根市に温泉はありませんが、JRで2駅離れた長浜にある露天温泉岩風呂「長浜太閤温泉」がもっとも近いです。「“日本の夕日百選”に選ばれた眺望を愛でながらごゆっくり」という謳い文句に惹かれましたが、夜に入浴したら真っ暗、「さまざまな効能を期待させる」という泉水は錆色で湯船の底が見えず、岩の段差でコケました。


▲夢京橋キャッスルロードの一部分。薬局、駄菓子屋、レストランなどが並びます
▲首の鈴を両手で持つのは、ひこにゃんのお得意ポーズ。写真撮影がやむことはありません


温泉メモ
【長浜太閤温泉】
所在地/ 〒526−0066 滋賀県長浜市大島町38
「長浜ロイヤルホテル」内
 
問い合わせ/ 0749−64−2000

【彦根城】
交通/ JR彦根駅から徒歩約15分
時間/ 8時30分〜17時 年中無休
入場料/ 玄宮園と共通で大人600円
ひこにゃんの登場日時は彦根市の
ホームページで公開中
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