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自治体の仲間

 

2009年12月号 Vol.433

シリーズ たたかってこそ明日がある
(89)
非正規・関連の仲間たち
奈良自治体一般労組
奈良県立医大・(株)KACの不当労働行為を許さない
 奈良県立医科大学の実験動物の飼育・管理の業務を受託した株式会社ケー・エー・シー(本社・京都市中京区)に3カ月更新の契約社員として5年間働き続けてきた鈴木淳子さんは、今年2月に突然会社から「系列会社に代わるため、退職届と移籍書類に押印を」と口頭で通告されました。鈴木さんは労働条件の不利益変更、中でも「年次有給休暇は一から」というのは「納得いかない」と奈良自治体一般労組に加入し、団体交渉を行いました。
 しかし、進展がないまま3月31日を迎えました。普段どおり仕事をはじめた時に本社から人が来て、「明日からこの場所では働けません。荷物をまとめてください」と冷たく言われ、廊下に出されました。
 業務移管で転籍されず、同大学での勤務を一方的に打ち切られたのです。「その時の職場を早く追い出そうとする態度に、情けないやら腹立たしいやらで、いま思い出しても悔しさでいっぱい」と鈴木さんは語ります。
 その後の交渉で、組合加入を理由に差別的取り扱いを行っていたことは認めさせたものの、往復で5時間半もかかる本社(京都市)へ強制配転させられ、研修と称して、「毎日、本を読むだけの目的のない研修」で、拷問のような日々が続き、精神的にも疲労が蓄積していく状態になりました。
 11月2日、労働組合法の「不利益取り扱い」にあたるとして、奈良県労働委員会に不当労働行為救済申し立てを行い、「鈴木さんを元の職場に戻せ。不当労働行為を謝罪せよ」とたたかっています。
 相良博美弁護士は、「子会社へ移すことで労働者の待遇を奪うことができ、余りにも身勝手だ」と述べています。
 鈴木さんは、「組合の支えがあってここまできた。私と同じ立場の人がたくさんいて、みんなそれぞれがんばっていると思うと力が湧いてくる。引き続いてのご支援をお願いします」と、改めて決意しています。


▲近鉄奈良駅前で「鈴木さんを職場にもどせ」とビラをまく奈良自治労連の仲間
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