トップ  >  自治体の仲間

自治体の仲間

 

2009年4月号 Vol.425

シリーズ たたかってこそ明日がある
(84)
非正規・関連の仲間たち
成果を広げて、加入呼びかけ 兵庫・三田市学校給食調理員労働組合
結成1カ月、2回の団交で雇用継続など勝ちとる
 三田(さんだ)市教育委員会は現在3カ所ある学校給食センターを平成21年度から2カ所に統廃合する新「行革」プランを発表しました。現場で働く調理員には十分な説明もない突然の新聞発表。センターで働くパート・非常勤調理員から雇用に対する不安の声が上がりました。市会議員を通じて相談を受けた兵庫自治労連は1月12日に労働相談会を実施。相談会では「働き続けられるのか」「賃金は切り下げられるのか」と雇用や賃金切り下げへの不安、正規や嘱託職員との賃金・労働条件の格差に対する不満が一気にはき出され、参加者からすぐに組合を立ち上げようという声が上がりました。
 1月15日に開かれた結成総会で執行委員長に選出された佐野雅子さんは「一人の力では何もできないので、みんなで力を合わせて頑張りましょう」と決意表明。翌16日に三田市当局に組合結成を通告。雇用の継続と賃金・労働条件の改悪を行わないよう求めた要求書も提出し、団体交渉を求めました。
 2月3日、初めての団体交渉には組合員全員が参加しました。「パート・非常勤調理員の勤務日数のみを5分の4に削減する」という回答に対し、「日数減で年収は30万円の減収になる」「正規や嘱託の職員と同じ仕事をしている」「格差をつけて安心・安全の給食がつくれるのか」と一歩も引かず、これまでの悔しさ、不満をぶつけました。そして、2月17日の2回目の交渉で、「希望する職員は週5日勤務とする」など、組合の要求を受け入れさせたのでした。団体交渉を終えた組合員から笑顔がこぼれました。
 組合を結成してわずか1カ月。雇用を守るとともに、労働条件の切り下げも許しませんでした。さっそく、交渉の結果を未加入のパート・非常勤の給食調理員にも知らせ、「組合で交渉したから勝ち取った成果だよ」と組合加入を訴え、一人で悩む仲間をなくそうと意思統一しています。


▲初めての団体交渉には、組合員全員が参加しました
プリンタ用画面