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自治体の仲間

 

2009年3月号 Vol.424

悠湯旅情
第106湯
花嫁が似合う水郷の町 茨城・潮来(いたこ)市
500種100万株のあやめが咲き揃う
 霞ヶ浦、北浦、外浪逆浦(となさかうら)、常陸利根川に囲まれた潮来市は、全国で名だたる水郷地帯です。水郷潮来を全国的に有名した2つの出来事がありました。1つは、1955(昭和30)年、美空ひばりさんが主演する映画「娘船頭さん」の水郷潮来ロケでした。この地方に住む人々はサッパ船を竹竿や櫓であやつりながら河川や水路を利用して暮らしていました。そのころは産業らしきものがない中で若い娘の収入源となったのが、サッパ船をあやつり観光案内をする「娘船頭」でした。
 2つ目は、56(昭和31)年に花村菊枝さんが歌った「潮来花嫁さん」の大ヒットでした。「潮来花嫁さんは船でゆく〜♪」と歌にあるように、その頃は日常的な交通手段であったサッパ船に乗って嫁ぎ先にむかう花嫁は、水郷潮来の普段の光景でした。今は潮来市の最大イベント「水郷潮来あやめまつり大会」の期間中に市内の中心部を流れる前川で、白無垢の打ち掛け姿の花嫁を乗せた「嫁入り船」が昔ながらの情緒ある情景を再現しています。観光客から最も人気が高い「嫁入り船」の「花嫁さん」応募は2月27日まででしたが、応募の問い合わせが多く2007年からは「まつり」期間中の運航が、隔週の土曜・日曜から毎週になりました。「花嫁さん」が多数になる場合は選考になるとのことです。
 今年の「あやめまつり」は5月23日から6日28日まで開催され、500種100万株が咲き揃うあやめを求めて、首都圏を中心に80万人もの観光客が見込まれます。潮来市内には3カ所の「あやめ園」がありますが、約70万株が植えられているJR潮来駅から歩いて5分の場所にある「前川あやめ園」がメイン会場となります。
 潮来市に温泉はありませんが、隣にあるクリーンセンターのごみ焼却熱を利用した露天風呂をはじめ、トレーニングルームやミーティングルーム、ゲートボール場などを備えた公共施設「ヘルスランドさくら」が1993(平成5)年から営業し、潮来市民をはじめ近隣の市町村の住民も利用しています。


▲前川十二橋の「嫁入り船」(写真は潮来市提供)
▲咲きそろう「あやめ」(写真は潮来市提供)

▲前川にかかる十二橋のひとつ水雲橋とサッパ船
 


温泉メモ
●ヘルスランドさくら
入場料金/ 一般500(700)円、
中高生200(400)円、
中学生未満無料、
満70歳以上200(400)円、
※( )内は市外利用者の料金
開館時間/ 10時〜21時(入浴、サウナは正午から)
休館日/ 毎週月曜日、祝祭日の翌日、年末年始
住所/ 茨城県潮来市島須1258
電話/ 0299−64−5858
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