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愛知・瀬戸市職労 戸田(とだ)くみ子さん
努力と経験の積み重ねで司会はおまかせ |
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日本有数の陶磁器である「瀬戸焼」の産地として有名な愛知県瀬戸市。年に一度の大イベント「せともの祭」や、市主催の式典、さらに結婚披露宴やカラオケ発表会など、幅広いイベント・行事で“司会”として活躍している戸田さん。「司会は得意なのではなく、趣味ですね」と明るく笑う表情が豊かで声もハキハキ。そんな戸田さんも、司会を務めるにあたっては下調べや日常からの努力を積み上げ、本番の日を迎えているのです。表彰式であれば表彰の内容や受賞者の経歴、催される会の趣旨や歴史、企画の“ここがウリ”といった情報を担当者に聞いたり、新聞記事を読み込みます。また「せともの祭」の目玉である「ミスせともの」のお披露目会では、一人ひとりと事前に話をします。「彼女たちにとっては一生に一度の晴れ舞台。だからいちばん素敵に見せてあげたい」。事前取材で得た情報はハプニングがあった場合の対応も、会の盛り上げにも役立ちます。「話を出す機会はないかも知れないけれど、準備しておくことで自分が安心できるんです」と語ります。
もうひとつ、戸田さんが気をつけているのは服装。「コンサートなら黒のロングスカート、式典はカッチリしたスーツなど、主催者の要望にあわせます。また、ビデオ録画されることが多いので前年と同じ服装にならないようにしています。舞台に立つと、お客様の目線に入るのは足元。靴にも気を使います。自分が思うより、まわりの人はよく見ているんですよ」と意外な事実も。戸田さんの手帳には過去に着た衣装の記録があるほどです。さらに敬語の使い方、立ち居振る舞い、アクセントなど「人前では日常生活のすべてが出る」と断言します。
さまざまな場面に顔を出すことで、市民から時々「あんた、見たことあるー」と声をかけられます。「市の職員ですから耳の痛いことも言われますが、市民の声をダイレクトに聞けるチャンス。司会で市民とのつながりができ、それが仕事にかえってくる。だから楽しいんです!」。司会という大役をこなす緊張感を保ちながらも「何でも楽しくやろう」が持論の戸田さんです。
ところで、春は送別会や歓迎会などイベントの季節。司会で大切なことは「ゲストの名前を間違えないこと。もし、失敗した時は、丁寧に、かつシンプルに謝ること」と教えてもらいました。
▲交通安全キャンペーンで「ミスせともの」のみなさんと戸田さん。司会の立場から3人をアピールし、支えます |
▲さすが、カメラの前でも自然な笑顔です |