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埼玉・飯能市職員組合
吉田 昌弘さん
将棋では負けない! でも終われば“友だち” |
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吉田さんは毎年7月に開催される「自治労連全国囲碁将棋大会」で、関東甲越ブロックチームから出場する将棋部門の強豪選手。今年、最終戦で優勝候補・中国ブロックチーム(倉敷市職労)と対局し、大将である吉田さんが唯一白星をあげました。
吉田さんが将棋を始めたのは10歳。やめたり再開したりを繰り返しますが、20歳の時に埼玉県のアマ竜王戦で決勝に残ったことからグイグイと将棋にのめり込んでいきました。その時の対局相手から教えられたのは、「盤上では厳しく、盤外では楽しく」という心得。「対局する相手とはライバルだけれど、お互いを認め合っているから仲間意識や連帯感が生まれます。将棋を指すことでお互いの人となりもわかり、団体戦で組んでも敵として闘っても、いい仲間になれます」。そんな吉田さんの得意戦法は、「長引かせて体力と根性で勝つ」。「相手の技を全部受け止めてから反撃に向かいます。人間だから間違うこともあるけれど、最後まで徹底的にあきらめない。簡単には終わらせないぞという気持ちを常に持っています」
吉田さんが強くなることができたのは、こうした負けず嫌いな性格と、同世代のよきライバルの存在、そして「将棋が好き」という思い。吉田さんは今、自分に大切な出会いをもたらしてくれた将棋をもっと多くの人に知ってもらうため、日本将棋連盟公認の将棋普及指導員をしています。「友だちがなく、学校にも行けず、あいさつもできなかった子どもが将棋を通じて変わっていきました。私が将棋を教えることで、将棋界に恩返しをしたい」と夢を語ってくれました。
さらにもうひとつの夢、それは「自治労連全国囲碁将棋大会」で優勝すること。「中国ブロックチームは大きな壁ですが、私が負かすまで出場し続けて欲しいです」と頼もしい発言が飛び出しました。同時に「自治労連の全国大会は、選手がみな同業者ですから苦労もわかり合えます。対局する時は『負けないぞ』と思っていますが、終わった時には友だちになりたい。参加することで新しい出会いもあり、つながりができることがうれしいです」と笑いました。
負けん気の強さとやさしさ、双方が吉田さんの表情に見え隠れしています。
▲「将棋はずっと現役でいたい。人生トータル勝負です」と吉田さん |
▲吉田さんの頭を将棋盤にして楽しむ飯能市役所将棋部のみなさん。なぜか麻雀の手つきをする人も… |