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自治体の仲間

 

2008年7月号 Vol.416

悠湯旅情
第99湯
三浦半島・観音崎 神奈川県横須賀市
名作映画の舞台になった灯台
 ペリーの黒船来航で有名な浦賀。その浦賀の先端にあるのが観音崎です。東京湾に面した岩礁海岸と丘陵地一帯は県立観音崎公園として整備されています。公園のシンボルは白亜の灯台。「♪おいら岬の灯台守は、妻とふたりで沖行く船の、無事を祈って灯をかざす」若山彰の主題歌とともに、戦後の日本映画の名作『喜びも悲しみも幾年月』(1957年、木下恵介監督)の舞台になっているのが観音崎灯台です。1868年(明治元)日本で初の洋式灯台で、現在のものは3代目で高さ19メートル。らせん階段を登って最高所に立つことができます。
 観音崎は江戸時代から東京湾の警護の要衝のため砲台も設置され、その砲台跡も随所に残っています。観音崎自然博物館に入れば、このあたりの生物、歴史、自然が一目瞭然です。
 観音崎で、最近人気のスポットが横須賀美術館です。2007年4月に横須賀市制100周年を記念して開館しました。東京湾が眼前に広がる高台のロケーションは、都市部の美術館と違って、自由でおおらかな気分にさせてくれます。展示場になっている室内も周囲からの明るい光が入るように天井や側面に大小の丸い穴があけられており、開放的な空間になっているのが特徴です。
 別館は「谷内六郎館」になっています。谷内六郎はこの横須賀市にアトリエを構えて、戦後の日本の庶民の日常をほのぼのと表現した画家として知られています。とくに『週刊新潮』の表紙絵を1956年の創刊と同時に担当し、1981年の死去まで25年間にわたって描きました。総点数は1336枚にものぼります。また、壁画やろうけつ染、絵本などの作品も多く残しました。また、ねむの木学園などの養護学校とも交流し、絵の指導を行うなど福祉活動にも力を注ぎました。
 観音崎には温泉はありませんが、京浜急行「三浦海岸」駅から徒歩5分の場所に、「三浦まほろば温泉」が湧いています。宿舎の天然温泉と海の見える部屋ではちょっとしたリゾート気分も味わえます。時間があれば、日本有数のマグロ水揚げ量を誇る三崎港や、詩人・北原白秋も愛した城ヶ島など観どころはいっぱいです。
 7月13日に横須賀市「ヴェルニー公園」で、アメリカの原子力空母「ジョージ・ワシントン」の横須賀配備に反対する全国大集会がひらかれます。全国の読者のみなさん、集会参加のおりにはぜひ観音崎に立ち寄ってください。


▲今人気のスポット横須賀美術館
▲観音崎灯台は日本で初の洋式灯台


温泉メモ
●三浦まほろば温泉(マホロバマインズ三浦)
所在地/ 〒238―0101 神奈川県三浦市南下浦町上宮田  
交通/ 京浜急行線「三浦海岸駅」下車徒歩5分
泉質/ ナトリウム塩化物泉
効能/ アトピー性皮膚炎・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・
冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進・切り傷・火傷・
慢性皮膚病・慢性婦人病など
泉温/ 36.2度
問い合わせ/ フロント代表 電話046−889−8900
その他/ 本館に三浦マホロバ温泉療養研究所があり、
インストラクターなども配置

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