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自治労連機関紙

自治体の仲間

 

2007年12月号 Vol.409

今この仕事に誇りと働きがいを
(33

<空>
千葉・習志野市企業局労組
及川 静一さん
技術の向上・継承こそ 住民の安全・安心のために
 
 及川さんが勤務する習志野市企業局は、公営企業としてガス事業と水道事業を経営しています。
 ガス事業においては、12年前の阪神・淡路大震災や3年前の新潟県中越地震、そして今年の7月16日に発生した新潟中越沖地震で支援チームを派遣し、ガス復旧作業に従事しました。
 阪神・淡路大震災から約10年が経過し、ベテラン職員の多くが退職、若手技術職員を中心に派遣された2004年10月の新潟県中越地震の復旧現場で思うように作業をすすめられない事態が起こりました。ガス機器の性能が向上したことや修理業務の外注化などで、若手職員が普段ガス管に触れる機会がほとんどなくなり、緊急時の対応ができなくなっていることが原因でした。「2007年からの3年間で職員の2割が退職してしまうという『2007年問題』を抱えています。若手が感じた危機感を受け止め、技術継承研修が始まりました」と及川さんは語ります。別の事業の機材保管場所として借りていたプレハブを買い取り、研修に使う機材などはすべて手づくり、講義室や実習室、実習用のモデルルームも準備しました。退職したOBや現職のベテラン職員が指導にあたり、40歳以下の若手を対象に、3年間で16人が研修を受けました。中越沖地震では習志野市企業局から13人が柏崎市に派遣され、この研修成果が現場で生きました。「新潟で積んだ経験を、今度は関東で生かせるようにしたい。もちろん地震は起きないにこしたことはないけれどね」と及川さんは笑います。
 市営ガスの供給区域は習志野市全域、市営水道においては、JR総武線以北など、市の約2分の1が給水区域。習志野市の南側は東京湾に面しており、豊富で良質な地下水に恵まれています。「習志野市は千葉県の中では人口密集地。そのため、ガス管が短く、改善費用も少なく済む。安価で安全な市営ガスと、おいしい水は市民の財産だし、それを市民のために供給することは働きがいでもある」と語りました。
 研修は来年以降も続ける計画です。住民の安全・安心を確保し、住民のためにいい仕事がしたいという職員の願いが輝いています。


▲及川静一さん
▲習志野市藤崎にある習志野市企業局の第2給水場配水池(右)と市営ガスホルダー(左)。「安価で安全・安心な水道水と市営ガスを市民に供給することは自治体労働者の働きがいでもある」と及川さんは語ります
     


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