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自治労連機関紙

自治体の仲間

 

2007年8月号 Vol.405

今この仕事に誇りと働きがいを
(32

<空>
茨城・常総市職員労働組合 常総市商工観光課
フィルムコミッション推進係 岡本 伸二さん
「ロケの街・常総」を全国に広げたい
 
 『座頭市』、『さくらん』、『どろろ』、『あかね空』…これらの映画が茨城県常総市でロケ撮影されていたとは知らない人も多いはず。
 昨年1月1日に水海道市と石下町とが合併して常総市が誕生しました。岡本さんは同年4月から常総市の「フィルムコミッション推進係」として、撮影会社からのロケ依頼の仲介役として活動しています。「撮影の現場に立ち会い、大切な建物や史跡が傷つけられたりしないように、また、地元の人たちとトラブルを起こすことのないようになど、撮影が終わるまで見守ります」。ほぼ毎日、常総市内のどこかで撮影がおこなわれていますが、これほどまでに常総市がロケ地として選ばれる理由は「東京から近いこと。撮影に協力してもらえるお寺や自然がたくさんあること。ロケ受け入れの段取りがよくわかっていることなどですね」と説明してくれました。
 1977年、ドラマ『野菊の墓』が国指定重要文化財である「水海道風土博物館 坂野家住宅」で撮影されたことをきっかけに、市としてロケの受け入れ体制をつくることになったと言います。この8月に公開される映画『怪談』は小貝川で、中旬にTV放映される『はだしのゲン』は社会教育施設『青少年の家』で、来月公開の映画『HERO』も常総市で撮影されました。次々と話題作品のロケを見届けることができ、岡本さんにとっては役得かと思いきや「それは最初だけでした。これだけのロケを毎日やっていると時間が足りず大変です。家でもニュースかスポーツしか見なくなりました」と苦笑い。撮影が深夜にまで及ぶこともあり、体力的にも厳しい仕事です。しかし「映画が完成し、スタッフから『ありがとうございました』と言われると苦労が報われる思いです。いろいろな人と出会えて、次につながることがうれしい」と話します。そんな岡本さんの夢は、常総市を「ロケの街」として全国に売り出すこと。「ロケ地として常総市を使う人をもっと増やしたい。『呼ぶ』だけでなく、市として積極的に動いてアピールしていけたらと思います。フリーペーパーづくりや、夕張市のような映画祭などやってみたい」とフットワークも軽く、次の撮影地へ向かって行きました。



▲ロケのメッカ「坂野家住宅」の竹林(左)、表門(中)、主家(右)
     


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