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自治労連機関紙

自治体の仲間

 

2007年6月号 Vol.403

My Way My Life
(87)
京都府職労 高田 理沙さん
苦しい時こそ励ましあって
レスリング 日本チャンプ
 
 読者のみなさん、タックルや、投げ技でフォール(相手の両肩をマットに1秒間つけること)を競うスポーツ、レスリングをご存知ですか。オリンピックで観たことがある位で、ほとんどわからない方が多いのでは。高田さんもそんな一人でした。
 高校生になって、中学から続けていたテニス部は休部同然だったため、どこに入ろうかと迷っていたとき、入学時のスポーツテストの結果から、身体能力が高いことに目をつけられ、レスリング部に声をかけられました。まったくレスリングのことは知らず、体験入部も部員たちがバレーやソフトボールなどで楽しさを演出。1日2時間程度の練習で土日は休み、の説明に迷っていた矢先、いきなり遠征合宿に連れて行かれ、気づいたときには「辞められない状況でした」と当時をふりかえります。
 それからは超ハードな本来のトレーニングが待っていました。朝練に昼はウェートトレーニング、夕方もびっちり。365日のうち、360日位は練習というレスリング漬けの生活。なんと腕立て伏せや腹筋は1000回。1日の練習で体重が3減るとのこと。「夏場なんかシャツが絞れる位汗をかきました」。そもそもレスリングの有名校で、1つ上の先輩はアテネオリンピックにも出場しました。女子の競技人口は少なく強化のために遠征し、男子と対戦したそうです。苦しい練習も部員みんなで励ましあって乗り越え、その結果、高校2年・3年の「ジャパンクイーンズカップ46キロ級」で日本チャンピオン。3年の時には「全国高校女子大会」でも優勝。国際大会出場のため、1カ月間ヨーロッパへ遠征しました。
 一番苦しかったのは減量とのこと。「狭い部屋でサウナスーツを着て、ボイラーを焚いて練習してました。脱水症状になる一歩手前で水分補給してました」と笑って話してくれました。
 遠征費用はもちろん、国際大会出場費用もほとんどが実費。これ以上親に負担はかけられないと、レスリングで培った粘り強さと体力で新聞奨学生をしながら専門学校を卒業、京都府に就職しました。仕事は府営住宅の管理です。離婚話や涙ながらの身の上相談などもあり、「主観的な感情に流されず、公平性に考慮しながらその人にとって一番何が適切かを考えて対応しています。その結果、ありがとうって言われたときが最高ですね」と素直な瞳で話してくれました。


▲ジャパンクイーンズカップ優勝の瞬間


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