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自治体の仲間

 

2007年4月号 Vol.401

悠湯旅情
第85湯
奈良市 行基と興福寺と東大寺
春の奈良公園を歩く
 地下にある近鉄奈良駅から地上にあがると、噴水があり、真ん中に著名な僧・行基(ぎょうき)の像が建っています。行基像は待ち合わせの格好の場所。駅前の商店街はもう奈良公園の一角で、世界文化遺産の興福寺と背中合わせ。世界でも、交通機関からこれだけ近くに世界文化遺産があるというのも珍しいのでは。
 奈良の興福寺、東大寺、春日大社といえば、修学旅行で行ったという人も多いでしょう。奈良公園はいつ行っても、いろんな制服の生徒・児童でいっぱいです。一方で、最近とみに多くなったのは中国、韓国からの観光客です。奈良の古寺のルーツとして通じるところがいっぱいあるのか、堂塔をじっくり見つめている姿が印象的です。
 猿沢池から興福寺へ。興福寺は奈良・平安時代の貴族である藤原一族の菩提寺。奈良時代に壮観さを競った堂塔伽藍はほとんど消失しましたが、鎌倉時代の三重塔、室町時代の五重塔、南円堂など国宝の建築物もたくさんあります。知らない間に近寄ってくる鹿たちと遊びながら、春日大社、若草山への道をそぞろ歩き。途中にある奈良国立博物館には、国宝の仏像や工芸・美術品が常設展で鑑賞することができます。4月7日からは特別展「神仏習合」が開催予定です。
 3月の日曜日には、若草山の「山開き」行事として、「鹿せんべいとばし大会」も人気です。
 「お水とり」で有名な東大寺二月堂から、大仏殿への道は石段と白壁の続く散策コース。キャンバスに絵筆を握る人の姿もよく見かけます。大仏殿までくると、再び観光客の喧噪が聞こえてきました。有名な「奈良の大仏」の建造では、743年に行基が聖武天皇に請われて、勧進のための全国行脚にでています。全国に足跡を残した行基はまさに当時の社会福祉と土木事業の実践者でした。
 歩き疲れたら一風呂浴びに。奈良公園から歩いて行ける範囲で、いくつかの日帰り温泉があります。日本最大級のスーパー銭湯というふれこみで宣伝しているのが「ゆららの湯」。天然温泉で料金もリーズナブル。また、奈良市京終きょうばてには昔ながらの銭湯「朝日温泉」もありました。


▲興福寺五重塔と東金堂


温泉メモ
●スーパー銭湯・ゆららの湯(奈良店)
所在地/ 奈良市八条5−351−1
交通/ 近鉄奈良駅からバスあり
泉質/ ナトリウム・カルシウム塩化物温泉
効能/ 神経痛、筋肉痛、切り傷、やけどなど
営業時間/ 10時〜深夜2時(土日祝は9時〜)
入浴料/ 大人(中学生以上)650円、
小人(4歳以上)300円。
問い合わせ/ 0742−30−1126

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