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自治体の仲間

 

2006年11月号 Vol.396

ドキドキ世界見たまま
第81景
ウエストハイランド線乗車記(イギリス)
東京・品川区職労 小山 茂子さん
一瞬たりとも目が離せない車窓の景色
あこがれの「ウエストハイランド線」
 この夏、長い間あこがれてきたウエストハイランド線に乗ることが出来た。イギリスで最も美しい車窓といわれているウエストハイランド線は、グラスゴーから北上して、最後は西海岸に向かって走る。地形図を見れば景色のすばらしさは十分想像がつく。鉄道好きなら一度は乗ってみたい線の一つではないかと思う。今までもスコットランドに行く前に時刻表をネットでチェックしていたが、なかなか機会が無く、今回ついにチャンスが訪れ、その予想を上回るすばらしい車窓を経験することが出来た。
 午後12時40分に、座席を半分くらい埋めた状態で出発した。駅の売店で買ったサンドイッチを食べ終わる前に列車はグラスゴーの市街地を通り抜けた。あっという間に牧草地と畑というよく見る景色に突入する。お隣さんは親戚の家に行く関係で、この線によく乗るらしく、時々説明してくれた。
 しばらくこの景色が続いた後、日本でも歌で有名なロッホ・ローモンドにかかった。茫漠とした大きな湖だった。スコットランドではどこでもそうだが、日本のようには観光化されていない。オーバンとの分岐点のクリアンライヒで列車は2両切り離され、マレイグ行きとオーバン行きに分かれる。乗客も大分入れ替わった。
 このあたりから景色は変化に富み、左右の車窓にロッホ(スコットランド語で湖や細い入り江のこと)や山々が見えてくる。何といってもすばらしかったのはラノッホ駅から次のコロア―駅にかけてのラノッホ荒野である。あたり一面ヘザー(エリカの仲間)におおわれた湿地で、時々、小さな池もある。まさに何もない景色が続く。
 フォート・ウイリアムで半分以上の乗客は下車し、いよいよマレイグまでの夢のような1時間20分が始まった。一瞬たりとも目が離せない景色が続く。山々、ロッホ、川、滝、入り江とめまぐるしく景色は変わる。ハリー・ポッターで有名になった世界最古のコンクリート橋「グレン・フィナン鉄道橋」もカメラに収める。モラーの白い砂浜をすぎると、まもなくマレイグである。スカイ島や小さな島々が昼のように明るい海の向こうに浮かび、5時55分にマレイグに到着した。


▲スカイ島や小さな島々が浮かぶマレイグの港
▲ハリー・ポッターで有名になったグレン・フィナン鉄道橋
     


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