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自治体の仲間

 

2006年9月号 Vol.394

日本列島 おどろき・おもしろミュージアム
第59館
長野県松川村
安曇野 ちひろ美術館
北アルプスに抱かれた 広大な童画の館
 北アルプスの麓に広がる安曇野。清らかなわさび田、あぜ道には仲のよいカップルの道祖神が微笑む、のどかな風景が出迎えてくれます。この安曇野に位置する長野県松川村は天才的童画家・いわさきちひろが幼いころに親しんだ母親の故郷でした。その後、東京で暮らしていましたが、戦時中にはちひろもこの地に疎開していました。そのゆかりの地に、1997年、東京のちひろ美術館の開館20周年記念として、安曇野ちひろ美術館がオープンしました。ちひろの作品だけでなく、世界28カ国169人の画家による1万点以上の作品を収集しています。館長は松本猛さん。いわさきちひろの長男です。
 「世界中の子どもみんなに、平和と幸せを」という願いをこめて、子どもを生涯のテーマとして描いた、いわさきちひろの絵は、広告やポスター、デザイン、グッズにまで使われ、幅広く親しまれています。
 館内に入ると、光をうまく取り入れた、ゆったりした展示室があります。「ちひろの人生」コーナーでは、ゆかりの品や影響を受けた画家の作品も紹介しながらちひろの55年の人生を浮き彫りにします。「世界の絵本画家」コーナーでは膨大な作品群から毎回50点あまりを展示しています。「絵本の歴史」コーナーでは、古代から現代までの豊富な資料を見ることができます。
 9月15日から11月30日まで、展示室では「ちひろが愛した風景」をテーマに、アトリエから見える風景、旅先での風景、日常生活で目にした風景など、ちひろが愛した風景と、そこから創りだされた作品が展示されます。また、同時企画展では「韓国の絵本展」も開催されます。そうそう、冬季は休館ですのであしからず。美術館の周囲には、広大な安曇野ちひろ公園が広がり、四季おりおりの草花を楽しみながら散歩もできます。


▲モデルなしで10か月と1歳の赤ちゃんを描き分けたちひろ
▲広い館内には、5つの展示室、子どもの部屋、カフェ、ミュージアムショップやギャラリーなどがあり、ゆったりとくつろげます。


ミュージアムメモ
所在地/ 〒399−8501 長野県北安曇郡松川村西原
開館期間/ 3月1日〜11月30日
開館時間/ 午前9時〜午後5時
休館日/ 第二、第四水曜日(祝日の場合は翌日休館)
入館料/ 大人800円、高校生以下無料
交通/ JR大糸線信濃松川駅から徒歩20分、タクシーでは5分
問い合せ/ 0261−62−0772
(24時間テレホンガイドは0261−62−0777)


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