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名古屋市職労 浅見 裕子さん
辺野古の美しい海を守り 戦争しない国でいるために
私にできること |
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日米両国政府は、「米軍再編」の「最終合意」を交わし、「日米同盟」を地球規模に拡大して、米軍と一体の海外派兵態勢をつくり、在日米軍基地の強化を進めようとしています。そしてその焦点の一つが沖縄です。
米兵による少女暴行事件が起きた翌年の1996年1月、初めて訪れた沖縄で見たものは、米軍基地を囲うはずの金網が住民を囲う向きに張られていたことでした。ショックを受けた浅見さんは、始めたばかりのカメラで「ありのままの沖縄を写真で伝えよう」と決意。以降、2005年までの10年間、あの沖縄戦から「戦世(いくさゆ)」が続く沖縄へ毎年でかけることになりました。
日本政府が名護市辺野古沖に新基地建設を強行しようとした2004年4月からは、座り込む住民を撮影するために頻繁に現地へ足を運びました。いざという時に、住民の立場に立てるかどうかが常に問われたといいます。カメラを構えるには信頼関係を築くことが必要でした。灼熱の夏も冷たい冬も海上に座り込み、文字通り体を張って阻止を続ける住民たちの傍らにカメラを持って寄り添い続けました。泳げないのにカヌーに乗って幾度も海にドボン。海が荒れる日は、「きょうは帰れないかも知れない」と覚悟したそうです。防衛施設局の職員たちに高齢者が沖縄戦の体験を語って説得し「どうしても強行するのなら、私たちを殺してからにしなさい」と訴える姿に涙が溢れたと言います。
遂に辺野古沖案を断念させ、住民は市民投票に続き「二度目の勝利」をしました。しかし日米政府は今度は米軍再編案に組み込んだ滑走路2本のシュワブ基地沿岸案を合意したのです。集落上空を米軍ヘリが飛び交う位置です。またもや住民の安全より軍の都合が優先する、米軍再編の本質が露呈しています。
浅見さんは今、住民の非暴力の抵抗の記録を写真展と写真集で伝えると同時に、「米軍再編」への警鐘を鳴らしています。
辺野古では今も美(ちゅ)ら海を守る座り込みがひるむことなく続いています。
写真集「沖縄・戦世 美ら海を守る」
2500円(税込み)
問合わせ 名古屋市職労 052-951-4681 |
▲写真集を手にする浅見さん |
▲第1単管足場周辺。ボーリング作業を阻止する住民 |