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自治体の仲間

 

2006年7月号 Vol.392

日本列島 おどろき・おもしろミュージアム
第57館
広島県尾道市
平山郁夫美術館
平和の希求と シルクロードの世界
 文化勲章受章の現代日本を代表する画家・平山郁夫は、1930年に広島県・瀬戸田町(現在の尾道市)に生まれ、瀬戸内海の青い海と大小とりまぜた島々の自然のなかで育ちました。自らも「私の原点は瀬戸内の風土である」と言っています。瀬戸田町は生口島(いくちしま)です。そのふるさとの地に「平山郁夫美術館」があります。落ち着いた和風の建物で、鼠色の屋根瓦に白い壁が映えます。
 館にあるハイビジョン室では110インチの大スクリーンが平山郁夫の生い立ちや作品をつぶさに紹介しています。第一展示室には貴重な少年期の絵画やスケッチなどが多く展示されています。
 何といっても、平山郁夫の作品の魅力は、仏教がもたらした日本の文化の源流、東西文化の交流の道・シルクロードをテーマにした絵画でしょう。シルクロードを求めての旅は35万kmも達しています。「アンコールワットの月」「敦煌」「パミール高原をいく」などの作品が並びます。世界の文化遺産の保護活動にも精力的にとりくみ、ユネスコ親善大使としても貢献しています。
 平山郁夫には「広島生変図」「仏教伝来」など平和をテーマにした作品群があります。中学3年生の1945年8月6日に、広島にいた平山郁夫も被爆をしました。被爆の後遺症に悩まされながらも、平和を希求する多くの作品を描くのもこの体験があるからといいます。
 また、このあたりが本四架橋の尾道・今治ルート(しまなみ海道)にかかる位置であることから、その風光を描いた「しまなみ海道六十景」もあります。館には、このほかに企画展に使われる第二・第三展示室があります。
 平山郁夫関連の美術館には、シルクロード関連の作品を集めた「平山郁夫シルクロード美術館」(神奈川県鎌倉市)もあります。
 ミュージアムショップでは複製画(500円から)や絵はがきを販売しています。喫茶オアシスでは抹茶セットが人気です。


▲アンコールワットの月(1989年)
 


ミュージアムメモ
所在地/ 〒722−2413 広島県尾道市瀬戸田町沢200−2
開館時間/ 9:00〜17:00
休館日/ 無休(作品入れ替えのための閉館日あり)
入館料/ 一般700円、高・大学生400円、小・中学生200円
交通/ 船で三原港・尾道港から生口島・瀬戸田港へ、
下船後徒歩で10分
問い合せ/ 0845−27−3800


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