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自治労連機関紙

自治体の仲間

 

2006年2月号 Vol.387

My Way My Life
(72)
神奈川県職労
濱田 重行さん
芝居はずっと
  僕の人生
▲舞台演出中の濱田さん

執筆した脚本は150本 演出は200本にものぼる

 横浜の中心部、桜木町駅から歩いて10分、坂の上に位置するところに「神奈川県立青少年センター」があります。舞台技術課の濱田重行さんは、約800席のホールで行われる演劇やダンスなどの公演への技術支援が仕事です。「公演内容に合った演出空間をこのホールでつくり出すためにはどうしたらいいか、つくり手の気持ちになって考えます」

 濱田さんは高校時代から芝居にのめり込み、小屋付き雑用のアルバイトを経てこのセンターに就職しました。毎年5月に公演している神奈川県の市民参加ミュージカル「がんばれッ!日本国憲法」は、濱田さんが脚本・演出を手がけて20年になります。今年は5月12日〜13日に、青少年センターホールでの3ステージ公演が決定したばかり。

 「この仕事はね、自分が燃えていないと駄目なんです。憲法に対して我々がしなくちゃいけないことは何なのかと訴える、言わば『オルグ』なんです」。2000年10月に静岡で開催された「第5回地方自治研究全国集会」での舞台「シュプレッヒ・ドラマ」(濱田さんの造語)は濱田さんの構成・演出でした。「ひとりのセリフでは限界がある。でも50人、100人集まることで思いが相手に伝わります」。出演者は小学生から70代までと幅広く、舞台を経験することでワクワクし、表情も問題意識も徐々に変化していきます。「僕はみんなに種を植え込んでいるんです。その時は気付かなくても何年か先にどういう花を開かせるか、それが文化の力だと思います」

 年間4〜5本の舞台を製作しつつ、自らが主宰するアマチュア劇団「蒼生樹あおいき」の年2回公演は欠かしません。年末は髷物まげものが恒例です。「芝居を続けていくことが夢。だから『第二の人生』なんてない。芝居はずっと僕の人生です」。これまでに執筆した脚本は150本、演出は200本にものぼります。「僕には師匠がいないから、市民を師匠として多くの舞台をつくってきました」。最近では娘さんの夫も劇団活動に参加するようになりました。

 濱田さんの芝居熱・舞台の魔力に惹き込まれた若者がまたひとり増えました。



▲「蒼生樹」第44回公演 2003年12月19〜21日「大江戸らぶすとぉりぃ」舞台
▲神奈川県立青少年センター
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