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自治体の仲間

 

2005年11月号 Vol.384

シリーズ たたかってこそ明日がある
(61)
愛知自治体一般
倉田 利奈さん
真実は一つ!過労死認定を求めて審査請求へ
▲「2人の小学生の子どもと共にがんばります」

 トヨタ自動車の企業城下町で知られる愛知県刈谷市職員の倉田康弘さんが1998年12月30日、30歳の若さで過労死して7年が経ちます。死因は頭蓋内出血でした。
  美術館勤務をしていた倉田さんは、自主事業の企画運営、予算経理事務、図録管理事務、定例教育委員会資料作成など多岐にわたる仕事をこなし、時間外勤務や休日出勤が恒常化、退庁時間は午後10時を過ぎるようになりました。
  さらに機構改革で、倉田さん一人に仕事が集中し、持ち帰り残業も続き、就寝は深夜2時〜3時となることも。年末には「正月くらいは休もうかな。このままじゃ俺過労死するかもしれんな」と話していた矢先に亡くなられたのです。
  遺族の利奈さんは長い間悩んだ末、2002年5月公務災害基金愛知県支部に公務災害認定申請を行い、過労死認定を求めて立ち上がりました。
  昨年5月29日には、刈谷市内の住民団体や労組、自治労連愛知県本部や西三河地区協の仲間の参加で「倉田さんを支援する会」が結成されました。刈谷市当局は基金支部に対し「被災職員の死亡が公務上の災害に該当するかどうか判断困難である」との考えを示していました。
  「支援する会」は刈谷市に対して過労死認定を求める2万筆を超える署名運動で迫りました。しかし、今年7月、基金支部から遺族の利奈さんのもとに、「公務外」の通知が届きました。
  利奈さんは、「組合がなかったことが大きな原因だと思う。組合さえあれば助けてもらえたと思う」と組合のない職場への怒りをあらわにします。また、「真実は一つ。私は間違ったことは言っていない。こんな悲しみを誰にも味あわせたくない」と公務外へのやりきれない想いを訴えます。
  今後は「審査請求」をすすめ、過労死認定を求めて奮闘する決意です。全国のみなさんのご支援をよろしくお願いします。

【倉田さんを支援する会】
◆年会費1000円
◆郵便振替口座008001203648
◆倉田さんを支援する会

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