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今年7月8日〜9日、湯河原町「杉の宿」で開催された第12回自治労連全国囲碁将棋大会の囲碁の部で盛岡市職労チームは念願の初優勝を勝ち取りました。
12年前、自治労連会館の竣工とあわせ第1回大会が自治労連会館で開催され、盛岡市職労チームは、今回と同じメンバーで出場しました。しかし結果は無残にも完敗、「なめてかかって鼻をへし折られた」と述懐しています。しかしそれから12年、当時と同じメンバーで見事雪辱を果たしました。長沢秀則さんは優勝の瞬間を、「なりふり構わずそこら中を飛び回りたい気持ちになったが、心の中でガッツポーズをとった」と振り返ります。
3人が所属する盛岡市役所の囲碁同好会は約40年の歴史を持つ伝統あるクラブです。全国囲碁市長会のメンバーでもあった故大田大三市長が代表を務めていました。現在メンバーは出先職場も含め約20人です。練習は主に昼休みの1時間を、本庁舎の男子厚生室で昼食を取りながらしています。時には昼食のラーメンに手を突っ込むというアクシデントも。昼休み以外では、自宅でインターネットによる世界の強豪を相手に対局し腕を磨いています。中国、韓国、アメリカを始め世界で約40カ国が登録しています。その中で対戦相手を選び、勝てば段が上って行きます。
今回見事個人の四連勝賞を勝ち取った佐々木俊之さんは、囲碁の魅力について、「自由な発想で自分の思い通りに絵を描くイメージで碁を打ちます。たとえ負けたとしても自分なりの碁を打つことができたら満足」といいます。また、囲碁は「すてきな小宇宙」ともいわれ、盤上には19×19=361の目があり中心を天元、回りを囲む黒い点を星といいます。1局として同じ形はなく無限の広がりが宇宙を思わせる由縁です。万葉の昔から紫式部や清少納言も囲碁をしていたという記述も残されているとか、雅みやびな競技でもあります。年代、性別、職業、国籍を越えて対等に楽しめる競技は他にはないでしょう。
メンバーの棋風について、伊藤伸二さんは、局面を細分化して細かく勝つ碁。佐々木さんは、手厚く打って後半追い込む碁。長沢さんは厚みと地のバランスを重視した碁と、それぞれの持ち味を生かし、今回の優勝に結びつきました。優勝の喜びとともに「もっと強くなりたい」という気持ちが久々に湧いてきたといいます。
今後の夢は「趣味の社会化」ということも意識しながら、若手の育成と囲碁を通した交流を広げること。もっと勉強してさらに研鑽を重ね、大会連覇を目ざします。