第67湯 |
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石川県 北陸の古都・金沢
ゆったりと文学ざんまいの1日 |
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▲浅野川には木橋が架かり落ちついた情景が
金沢にはふたつの川がゆったりと流れています。犀川と浅野川です。犀川のほうがよく知られていますが、繁華街から少しはずれて、今もなお柳に木橋が映えて風情のあるのは浅野川です。金沢というと観光ではすぐに兼六園が浮かびますが、今回はアカデミックに文学の旅を。
金沢には旧制の第四高等学校がありました。この卒業生から、戦前・戦後を通して日本の各界に多くの人材がでています。とくに、文学の分野では、室生犀星、泉鏡花、徳田秋声の「金沢の三文豪」はじめ、金沢ゆかりの文学者がたくさんいます。室生犀星は「ふるさとは遠くにありて想うもの そして悲しくうたうもの よしやうらぶれて異土の乞食となるとても かえるところにあるまじや」の『小景異情』の詩、泉鏡花は『婦系図』、徳田秋声は『あらくれ』がよく知られています。3人の文豪にはそれぞれ記念館が建っています。とくに、一番新しい徳田秋声記念館は、今年の4月にオープンしたばかり。浅野川のほとりに和風の落ち着いたたたずまいの外観が気分をゆったりとさせてくれます。和紙で作った女人形が艶っぽい「秋声と5人の女」のコーナーがよくできていました。
夜の繁華街で知られる香林坊から金沢城の公園あたりに行くと、レトロなレンガ造りの旧制第4高等学校の校舎がありました。今は県の施設で、石川近代文学館になっています。前出の3人以外に金沢ゆかりの文学者の多いことに驚きます。中野重治、井上靖、五木寛之、哲学者の西田幾多郎、思想家の鈴木大拙までも金沢出身でした。
金沢の周辺には、山代温泉、山中温泉、粟津温泉などのよく知られた名湯がありますが、近年は、全国的な温泉ブームに乗って、駅の近くに日帰りの天然温泉施設ができています。「テルメ金沢」は早朝から昼までは900円の低料金など、時間帯で料金に差をつけているのが特徴。「ルネスかなざわ」はプールゾーンもあって、利用時間の長さで料金に差をつけています。どちらも、バラエティーに富んだ浴槽と施設で、ゆっくり楽しめます。
温泉メモ
●金沢の町なかの温泉
テルメ金沢
| 所在地/ |
金沢市松島町17 |
| 交通/ |
JR金沢駅から車で10分 |
| 泉質/ |
塩化ナトリウム |
| 効能/ |
神経痛、リウマチ |
| 入浴料/ |
大人900円〜3000円 |
ルネスかなざわ
| 所在地/ |
金沢市高柳町1−70−1 |
| 交通/ |
JR金沢駅から車で5分 |
| 泉質/ |
ナトリウム塩化物泉 |
| 効能/ |
神経痛、冷え症 |
| 入浴料/ |
大人2000円〜3000円 |