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自治体の仲間

 

2005年7月号 vol.380

日本列島 おどろき・おもしろミュージアム
第45館
「岡本太郎記念館」/東京都港区
「川崎市岡本太郎美術館」/神奈川県川崎市
芸術はバクハツだ
時代を駆け抜けた岡本太郎ワールド
▲森の中にある川崎市岡本太郎美術館

▲「太陽の塔」のミニチュア

 愛知県で開催されている万博・「愛・地球博」が、4月の開幕から入場者800万人を突破したといいます。万博といえば、1970年の大阪万博が思い出され、そのシンボルだった岡本太郎作の「太陽の塔」が記憶によみがえります。1911年(明治44)2月26日、神奈川県川崎市で、漫画家岡本一平と作家・岡本かの子を父母に、岡本太郎は生まれました。
  「私には生活の信条というものはない。芸術の信条があるのみだ」と言い、絵画や彫刻ばかりでなく、椅子、グラス、灰皿、ネクタイなどの生活グッズすべてがその作品になりました。野球、スキー、ピアノとスポーツや音楽もこなし、「芸術はバクハツだ!」のコピーでテレビCMにも登場するマルチタレントぶりを発揮しました。
  川崎市名誉市民でもあった岡本太郎は、生前に1800点もの全作品を川崎市に寄贈しました。その遺志を受けて、川崎市は1999年、生田緑地内に川崎市岡本太郎美術館を開館しました。森の中の静かな環境に囲まれた広い空間に、絵画、彫刻、オブジェ、写真などがいっぱいです。時代を駆け抜けた多くの作品群に圧倒されます。美術館の外には巨大な「母の塔」があります。一見なんとも不安定に見えるものが、実はしっかりと揺るぎない「母の安定感」を表しているといいます。
  岡本太郎が1996年1月に、84歳で亡くなるまで、自宅であり、アトリエでもあった東京都港区青山の邸宅はいま、「岡本太郎記念館」として一般公開されています。記念館の庭やサロンにはたくさんの作品が無造作に置かれています。大阪万博での「太陽の塔」のミニチュア版もありました。アトリエは生前に使っていた絵筆、キャンパスがそのままです。川崎市岡本太郎美術館とあわせて訪ねてみるといいでしょう。



ミュージアムメモ

●川崎市岡本太郎美術館
所在地/ 神奈川県川崎市多摩区枡形7−1−5
入館料/ 一般500円
開館時間/ 9時30分〜17時
休館日/ 月曜日、年末・年始
電話/ 044−900−9898


●岡本太郎記念館
所在地/ 東京都港区南青山6−1−9
入館料/ 一般600円
開館時間/ 10時〜18時
休館日/ 火曜日、年末・年始
電話/ 03−3406−0801
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