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自治労連機関紙

自治体の仲間

 

2005年3月号 vol.376

シリーズ たたかってこそ明日がある
(56)
派遣の差し止めを
全国各地でイラク訴訟
「イラクへの自衛隊派遣は憲法違反です!」

▲ハッサン(左)と原告の一人の西谷文和さん

 3月20日は、 2003年のアメリカのイラク攻撃からちょうど2年です。 2004年1月に日本政府は、 「戦争の放棄、 戦力の不保持、 交戦権の否認」 をうたった憲法9条を踏みにじって、 アメリカのイラク軍事占領を支援するために自衛隊をイラク・サマワに派遣しました。 そして昨年12月14日には派遣期間の延長を行いました。
  こうした日本政府の行為に対して、 全国各地で 「イラクへの自衛隊派遣は違法」 として派遣の差し止めなどを求めて提訴した 「イラク訴訟」 が起っています。 北海道、 宮城、 栃木、 東京、 山梨、 静岡、 名古屋、 大阪などで多くの市民が、 イラクの自衛隊派遣に反対する訴訟に参加しています。
  名古屋では 「イラクへの自衛隊派遣は憲法違反」 として国に派遣の差し止めと違憲の確認、 原告1人あたり1万円の慰謝料を求めて提訴。 2004年4月の第2次提訴で原告数は全国規模で2300人を超えました。
  大阪では原告の数は今年2月15日に208人が第4次提訴をしたこととあわせて1045人におよんでいます。 大阪での裁判では、 2月24日の公判にはイラクから、 ハッサン・アボットさん (バグダッド在住のフリーライター) が来日し、 原告のひとりとして大阪地裁で証言しました。 サマワでの自衛隊について 「今のイラクに必要なのはガンの薬であり、 爆発で傷ついた人たちへの手当てです。 人道支援というならまず病院に薬や医療機器、 ベッドを。 つぎに学校の整備を。 こうしたことをするべきです。 日本政府には犠牲になったイラク人のことを考えてほしいと思います。 イラク各地で米兵に殺され、 自爆テロが頻発するようになったのは、 アメリカの占領が始まってからです。 アメリカに占領をやめよ、 と言ってほしい」 と今のイラクの実態、 アメリカの戦争犯罪を訴えるためにハッサンさんは熱っぽく話します。

 



*全国の訴訟状況
北海道から始まった訴訟は全国9カ所に広がりました。 また、 岡山県、 熊本県、 京都府などで提訴の準備がすすめられ、 今後さらに広がる勢いです。

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