第62湯 |
|
この温泉は、江戸時代に儒学者林羅山が有馬・草津と並ぶ日本三名泉にあげ、天暦年間(947年〜956年)より湯治場として知られていた古い歴史を持つ温泉です。昔むかし、下呂には豊かに湧き出る温泉があり、村の人たちに親しまれていましたが、大地震が起こりお湯が止まってしまいました。村の人たちはたいそう悲しみました。ある日、一羽の白鷺が益田川(飛騨川)の河原に降り立ち、次の日もその白鷺がやって来て、同じ場所でじっとしているのです。不思議に思った村人がそこを訪ねると、温泉がこんこんと湧き出ていました。白鷺が飛び去った後には、一体の薬師如来像があったという白鷺伝説が有名です。
今回訪れたのは温泉街のほぼ中央にある共同浴場の「白鷺乃湯」。ヨーロッパ調の建物と正面のビーナスの像が目立っています。その像の回りの「鷺の足湯」は24時間無料で入れます。「白鷺乃湯」に入り料金を払うと2階の脱衣場から1階にある浴槽に行きます。広々としたヒノキ風呂があって、湯船から飛騨川や飛騨の山々が一望できるのも最高です。
せっかく温泉に来て、1カ所だけでは満足できない人向けに「湯めぐり手形」があります。加盟している31の旅館やホテルの中から、好きな3カ所のお風呂に入ることができます。高級旅館のお風呂だけこの「湯めぐり手形」で楽しんだり、飛騨路の観光の帰りにちょっと入浴するという使い方もできてとても便利。値段は1枚1200円。3カ所の湯に入れて買った日から6カ月間有効で1日で使ってもいいし、何回かに分けて使うのも可能です。
歴史など温泉のことがよくわかる温泉博物館にはぜひ寄ってほしいものです。世界遺産の白川郷から移築された「下呂温泉合掌村」や、雪舟の「八方にらみ達磨」で有名な「禅昌寺」などもスポットです。スキーの帰りに温泉でゆったり疲れをとるのもよし、北アルプスへの登山の後で浸かるのもよし、一度は立ち寄ってみたい温泉です。
温泉メモ
下呂温泉「白鷺乃湯」
| 泉質/ | アルカリ性単純泉、泉温84℃ |
効能/ |
リウマチ性疾患、運動器障害、神経麻痺、疲労回復など |
| 料金/ | 大人300円、小人140円 |
| 交通/ | 名古屋から特急で下呂まで約1時間30分、徒歩10分 |
| 問い合わせ/ | 下呂温泉株式会社 0576252462 |


