メニュー

Collection101 持続可能な地域づくりに挑戦 大自然と共生するコンビニ

まちコレ2023年5月号 Vol.594

未来コンビニ

持続可能な地域づくりに挑戦 大自然と共生するコンビニ

徳島県那賀郡那賀町(なかちょう)

▲未来コンビニの外観。スタッフには都会のカフェでバリスタだった人も

高知県との県境、車で徳島阿波おどり空港から約150分、高知龍馬空港から約90分、最寄りのスーパーまで60分かかる木頭(きとう)地区に創られた「未来コンビニ」

那賀川(なかがわ)の深い谷に沿い、国道195号線を走っていくと、緑を背景にコンビニらしからぬおしゃれな建物が現れます。そのデザインは国際的に権威あるアワードで11冠を達成したほど。

この「未来コンビニ」には、過疎高齢化、少子化、雇用減少などの課題に直面した地域の「持続可能な故郷づくり」に向けた木頭地区出身企業家の熱い思いが込められています。

一般のコンビニ商品に加え、肉・魚類や木頭地区産のブランドである「木頭ゆず」を使った「一番搾り」、鯖缶、ポン酢、ほかに地元産品が豊富に販売されています。また、木頭ゆずを使った「ゆずショット」や「ユズキンソン」などのメニューが豊かなカフェもあり、地域の人や県外の人がくつろいでいます。

▲木頭ゆずの栽培・商品化など苦難の道を歩んだ旧木頭村職員のドキュメント小説