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Collection64 香川から世界へ 夢の甘味料・希少糖

まちコレ2020年新年号 Vol.554

希少糖

香川から世界へ 夢の甘味料・希少糖

香川県三木町

▲(左)希少糖ロゴマーク。(社)希少糖普及協会が希少糖を活用した商品のうち、基準を満たしたものについて使用を認めています、(右)約15%の希少糖を含んだシロップ「レアシュガースウィート」

希少糖とは自然界には微量にしか存在しない単糖(糖の最小単位)のことをいいます。

香川大学・何森健(いずもりけん)名誉教授が地道な研究を続け、1991年に大学敷地から酵素生産微生物を発見、希少糖の一種、D-プシコースを生産することに成功しました。食後血糖の上昇抑制や体脂肪蓄積抑制などの機能が知られるようになり、県や国から助成金を得て研究が進展、2006年には香川大学発のベンチャー企業・希少糖生産技術研究所が三木町の廃校を利用してでき、種々の酵素開発がすすめられています。そこではD-プシコースを含む「ズイナ」の育苗に、地元の高齢者がいきいきと働いています。

2013年、D-プシコースなどの希少糖を含んだ甘味シロップが全国に一般販売されるようになりました。2018年には「ふるさと名品オブ・ザ・イヤー」政策奨励賞を受賞。現在、お菓子など使用食品は広がっており、さらに健康・医療・植物の各分野への用途拡大が期待されています。

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j.nakama@jichiroren.jp 件名に「まちコレ」を)