メニュー

Collection61 「蜜カス」って何?蜂蜜たっぷり、濃厚な味わい

まちコレ2019年10月号 Vol.551

小川蜜カス

「蜜カス」って何?蜂蜜たっぷり、濃厚な味わい

山口県宇部市

▲蜜カス1本1500円~(左)大正10年、ここに店を構えてまもなく百年の本店(右)

小川蜜カス本舗は、宇部市が炭鉱労働者で賑わっていた1921(大正10)年「小川兄弟堂」として創業した和菓子店。まもなく百年を迎えます。

のちに現在の社名となりますが、「蜜カス」とは一体何か? 市内の電柱には「小川の蜜カス」という黄色い看板がここかしこ。ラジオ番組でクイズに出され、映画『釣りバカ日誌』のロケで三國連太郎さんが「あれは何か」と問い、壇蜜さんからも「おいしい」と言われるなど話題は豊富。

結論から言えば「蜜カス」とは蜂蜜の入ったおいしいカステラ。今も一番人気の看板商品です。カステラは通常、米飴と水飴を使います。当時は高価で手に入らなかったため蜂蜜を代用したことから「蜜カス」が誕生しました。蜂蜜は下関のレンゲ蜂蜜を、小麦は山口県・佐賀県のものなどこだわっています。

【まちコレメモ】
小川蜜カス本舗
山口県宇部市昭和町1―4―22 問い合わせ0836―21―0857

わが町自慢の食・物産など大募集中!
j.nakama@jichiroren.jp 件名に「まちコレ」を)