「大阪市廃止・解体に反対を!」
自治労連全国支援行動第3弾(5/9~10)
地域で宣伝・対話に奮闘
大阪市の廃止・解体の賛否を問う住民投票まで1週間と迫った5月9日、10日の2日間、自治労連全国支援行動第3弾が行われ、2日間で13地方組織・本部から84人が参加しました。また、青年集中ゾーンも設けられ、9人の青年が参加しました。10日には、愛知県本部から22人が参加して、生野区、天王寺区の鶴橋駅周辺で宣伝行動を行いました。
支援行動は午前に意思統一集会が行われ、猿橋委員長代行から「橋下市長の発言は偽りに満ちている。住民投票についての説明も不十分であり、市民のくらしがどうなるかわからない。橋下市長の目的は大阪市をつぶし自らが『改革者』であるかのような姿をつくりだすことにある。橋下・維新の偽りを打ち破り全国の力を結集して大阪から維新退場に全力をあげよう」とあいさつしました。
「あと1週間がんばってや!」「話を聞いてびっくりした。反対で投票してくるわ」~市民からも激励が
意思統一集会を終えた参加者は各宣伝部隊に分かれ、大阪市内で人口の多い東淀川区で宣伝行動を行いました。宣伝カーでのスポット宣伝では、車やマンションから手を振ってくれる市民や「大阪市をなくしてしまうなんて許されへん」、「そのチラシ近所に配るから多めにくれ」、「あと1週間がんばってや」など、宣伝部隊に応援を寄せてくれる人たちもいれば、手渡したビラをその場で破り捨てる人や、「もう賛成に投票してきた」、「橋下さんはがんばってるのになんで反対なんや」と迫ってくる人がいるなど、依然として賛否が拮抗している状況です。また、「よくわからないから投票には行かないつもりだったが、話を聞いてビックリした。期日前投票に行って反対に入れてくる」と、宣伝を通じてはじめて住民投票の実態をを知ったという市民との出会いがありました。まだまだ訴えかけが浸透していない市民がいることから、残り1週間、市民一人ひとりに丁寧に、大阪市が廃止されることの問題を伝え、「反対」で投票してもらえるように訴えていくことが求められています。
「大阪市をなくすな 5・10市民大集会」に5000人が結集
5月10日、午後1時半から大阪市北区の扇町公園で「大阪市をなくすな5・10市民大集会」が開催され、市民団体や各政党、大阪市民が集まり、5000人が結集しました。
集会では各団体から連帯のあいさつがあり「大阪市商店会総連盟」、「大阪市地域振興会」、「大阪市をなくすな!障害者連絡会」、「住之江区医師会」など、それぞれの代表から「大阪市をなくすな」、「橋下市長は信用できない」、「大阪市を消滅させない」など、怒りと決意が述べられました。住民を代表して登壇した主婦の安居裕子さんは、「子どもたちのため、未来のために住民投票で反対の意思を示し、住みよい大阪市をつくっていきましょう」と述べました。また、堺市の竹山修身市長からは「市営地下鉄や市バスなど、大阪市民の資産を民間に売り飛ばそうとしている。大阪市の歴史や文化をなくしてはいけない。地図から大阪市を消滅させてはならない」と力強く訴えました。各政党からは、「大阪市民であり続けたい。大阪市を守り抜きましょう」(自由民主党柳本顕大阪市議会議員)、「橋下市長・維新政治に鉄槌をくわえ、大阪のから退場させよう」(公明党光澤忍元大阪府議会議員)、「大阪市のことは大阪市民が決めなければいけない。橋下市長に騙されずに、よりよい大阪市をつくっていきましょう」(民主系OSAKAみらい福田賢治大阪市議会議員)、「橋下市長は何でも東京と比較するが、大阪は中小企業や人情があふれる庶民のまち、私たち住民が主人公のまちです。大阪市の解体を許さず、市民の力を結集して大阪市を守りましょう」(日本共産党山中智子大阪市議会議員)と、あいさつがありました。集会の最後には、「大阪がなくなるで!えらいこっちゃの会」の池田裕子事務局長から「今日集まった様々な団体や政党の人たちが、違いをのり越えて心一つに出発し、最後まで力を合わせたたかっていきましょう」と行動提起があり、その後参加者は「大阪市を廃止させるな」、「都構想反対」と元気いっぱい声を上げ、パレードを行いました。