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2020岩手県地方自治研究集会~三陸鉄道は岩手の希望、宝、そして絆

県内各地から152人が参加~三陸鉄道中村社長が記念講演

 7月18日(土)、第15回地方自治研究全国集会現地実行委員会主催による「2020岩手県地方自治研究集会」が盛岡市内で開催され、全体会には、県内の自治体労働者をはじめ、住民、研究者、地方議員、民主団体などから全体会、分科会とおして152人が参加しました。(岩手県公会堂:コロナ対策で収容人員144席定員に)

 全体会の記念講演では、三陸鉄道株式会社の中村一郎社長が「光り輝く三陸を目指して ~台風被害を乗り越えて~」と題して講演。三陸鉄道の歴史、震災からの復興、そして様々な取り組みについて、丁寧にわかりやすく話しました。地域住民の生活にかかせない足として、岩手の観光資源として、地域と地域を結ぶ三陸鉄道の役割と社員の皆さんの思いが伝わってくる素晴らしい講演となりました。

 参加者からは「丹念な取り組みの紹介の中で、地域に貢献する姿勢を貫かれていることに感銘を受けた」「被災した地域を勇気づけつなげてくれる三陸鉄道と感じた」「『生き残る者が伝えていく使命』という早乙女勝元さんの言葉が紹介され、そのとおりと思った」「鉄路をつなぐことの意義を改めて学んだ」などの感想が寄せられました。

4分科会に単組から9本のレポート報告

 午後は、4つの分科会に分かれて討論が行われました。第1分科会では、「誰もが安心して住み続けられる地域づくりに向けて」というテーマで、ごみ広域処理計画や農協合併などについて考えました。

 第2分科会では、「住民が主人公の災害に強いまちづくり」のテーマで、7本のレポートがあり、そのうち、震災からの復興の課題等で5人の岩手自治労連組合員(以下組合員)から発表がありました。

 第3分科会は「全世代型の社会保障を考える」として、社会保障等の課題を考えました。この分科会でも保育の課題で組合員が発表。

 第4分科会は「行政の委託化と憲法を生かす自治」がテーマとなりました。委託等に係る課題で3名、平和運動で1名の組合員がレポート報告。分科会全体で19のレポートがありましたが、そのうち半数近くを岩手自治労連の仲間が担い成功に向けて尽力しました。

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