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 7月17日、下矢作地区のひまわり畑草取り大作戦がおこなわれました。

 草取り大作戦を前に、この日の作戦成功を願って、朝8時よりミニ決起集会を開催しました。決起集会には、地元の区長さんで、「みんなでタネっこをまくべぁ」の会の村上誠治会長と、佐藤信一市議、藤倉泰治市議も激励に駆けつけていただき、全国から参加している自治労連の仲間たちが、市の行政の広報活動の一端を担って、週3回発行される市の広報紙の印刷や、配布をはじめとした、これまでのさまざまなボランティア活動に対する、感謝が述べられました。

 村上さんから、自治労連が行ってきた活動を通して築かれてきた確かな信頼関係をにじませた慰労の言葉とともに、厚い感謝の念でいっぱいの「自分の時計が3月11日で止まっていた。やっと13日くらいになった(笑)。いつまでもへこたれてはいられない、いっそう前向きに進んでいきたい」と、力づよいあいさつがありました。

 暑さをぶっ飛ばせ元気に「がんばっぺし」三唱

 ミニ決起集会の最後に、自治労連近畿ブロックの佐野さんの音頭で「がんぱっぺし」を、参加者全員で元気よく三唱し、集会を〆ました。参加者からも、「ボランティア活動をしていても、なかなか地元の人とのふれあいもないなか、地元の人たちとの接点もできるし、顔も見えて、たいへん良い企画だと思う」との声も寄せられました。

 村上会長さん自身も被災し、避難所生活を余儀なくされているにもかかわらず、地区の人たちの先頭にたって、下矢作地区の再生と復興のために奮闘し、なんとかみんなで元気が出るような取り組みをと考え、津波による被害を受けた田んぼを、なんとか蘇らせたいという願いと、支援の人たちの思いが合致し、塩害を少しでも減らす取組みとして、ヒマワリやトウモロコシを育てる「たねっこまくべぇ」企画がスタートしました。

 めげずくじけず元気に育っていたヒマワリの苗

 避難所で暮らされている地区の人たちや、ボランティアの手を借りて、ヒマワリやトウモロコシの種を仕込んだ土団子をたくさん作り、5月末に子どもたちや、陸前高田市長や地区のみんなで盛大に田んぼに撒いたものや、根付きを考えて、杭で地面に穴を穿ち種子を蒔いて、苗での移植ではなく、実生で育てるという、種子の生命力に期待した、あまり手をかけない育て方でした。

 ひまわりは、雑草に囲まれながらも健気に育っています。その中の1本がなんと2メートルにも育ち、黄色に縁取られた元気な花を咲かせました。奇跡の一本松ならぬ奇跡の一本ひまわりです。

 作業は雑草に紛れているヒマワリの苗をしっかり育てるための除草作業です。鎌を使って人海戦術でヒマワリの周りを刈り込み、農業経験者が草刈り機で一気に間を刈っていきます。地元の方も異常な日照りという大変な猛暑の中の作業でしたがやりきりました。

 テレビ朝日の報道ステーション・中日新聞が種をまいた時から継続取材してくれています。朝日の鷲見ディレクターは、「震災直後、海水にまみれ真っ黒な泥だらけだった田んぼを見て、ここが再生できるのかと絶望感や無力感に打ちひしがれた。それが一面緑になっている。ヒマワリもすごいし、雑草のこの生命力を何かに応用できないもんですかね。ぜひ一面のヒマワリ畑を放送したい」と語っています。