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自治労連の仲間が西日本豪雨災害被災地でボランティア活動を展開

 

倉敷市真備町でのボランティアに25人が参加(大阪府職労)

 8月4日(土)、豪雨災害の被害が残る岡山県に大阪府職労の仲間がボランティアに駆けつけました。参加した20歳代の青年から60歳代の25人は、前日3日(金)の夜にバスで大阪府庁を出発、岡山市内に宿泊し体調を整えてボランティアに臨みました。

 4日午前は、倉敷市災害ボランティアセンターを通じて、被害の大きかった真備町に入り、5人1組の班にわかれて、個人宅での復旧作業のお手伝いを行いました。作業は室内や自宅周辺に溜まった泥のかき出し、室内の清掃、災害当時から手つかずになっている冷蔵庫や家具の運び出しなどが行なわれ、作業中も被災者から被害当時のお話や要望などを聞きながら、一緒に作業を進めました。猛暑の中での作業の為、「20分作業して10分休憩する」というルールを守りながら2時間足らずの作業でしたが、被災者からは大変感謝され、ボランティア自身が元気になれる取り組みとなりました。

 午後には、約160人の方が避難生活をされている倉敷市立第二福田小学校(水島地区)を訪ね、かき氷と野菜ジュースを提供し、たいへん喜んでいただきました。とりわけ、子どもたちには大好評で、「おいしいかき氷ありがとう」という大きな声に見送られ帰路につきました。

 また、ボランティアセンターと避難所に、職場で集めたカンパを義援金として手渡しました。

地域の伝統行事会場「乙亥会館」復旧作業に参加(徳島自治労連)

 8月4日(土)、徳島自治労連は、豪雨災害で被害の大きかった愛媛県にボランティアに駆けつけました。徳島自治労連から4人が参加し、朝4時半に鳴門市を出発、西予市野村ボランティアセンターに向かい、復旧支援活動に参加しました。

 午前中の作業は水没した「乙亥会館」倉庫に収納されている「竹竿(『乙亥大相撲』で力士のぼり旗に使用)」を運び出し、一本ずつタオルで泥の拭き取りを行いました。女性の参加者は、倉庫裏を流れる肱川(ひじかわ)で、竹竿の装着器具をていねいに水洗い。午後は、倉庫内の泥をかき出し、高圧洗浄機で室内の清掃を行いました。その後は、泥で埋まった倉庫前の側溝を掘り起こし清掃。服の上からでも肌を刺す陽射しと噴出す汗の作業でしたが、午後3時に無事作業を終了しました。

 センターでは冷えた麦茶や経口保水液が手渡され、会館に隣接する食堂ではカレーライスの無料提供、支援団体テントでもカキ氷が提供されました。ボランティア参加者への配慮に感謝!

猛暑の倉敷市・岡山市でのボランティアに9人が参加(京都自治労連)

 8月4日(土)5日(日)、猛暑が続く岡山に京都自治労連から9人の仲間がボランティアに駆けつけました。4日には京都自治労連から4人、精華町職から1人が参加。翌5日には岡山市に京都市職労から4人が参加しました。

 4日早朝、福島委員長を先頭に宣伝カーで京都駅を出発し、約3時間かけて岡山県倉敷市のボランティアセンター臨時駐車場に到着しました。ボランティアバスに乗り換え、倉敷市真備支所のボランティアサテライトセンターに向かう途中、町内のほとんどの家の一階部分が濁流で壊され、道路脇や空き地に瓦礫が山積みになっていました。その後、サテライトセンターから徒歩で15分ほどの箭田(やた)地区の被災者宅に到着。熱中症対策で、午後2時までの作業でしたが、5人1組の4班で個人宅の庭で乾いて固まった泥をスコップですくい、土嚢袋に詰める作業を行いました。

 作業した地区は、高梁川の支流の小田川の堤防が決壊した場所で、被災者は「70年住んでいるが、まさか堤防が決壊するとは思ってもみなかった」「個人ではどうしようもないところを全国からのボランティアのみなさんに助けていただき本当にありがたい」と何度も何度も感謝の言葉が寄せられました。

愛媛県本部ボランティアに高知・四万十町職労からも参加

 8月5日(日)、愛媛県本部「支援ボランティア」第4陣に、宇和島市職と県本部書記局、高知自治労連(四万十町職労)の5人が参加し、西予市野村地区で活動しました。5日の午前9時30分に市立野村病院前に集合し、西予市職労の案内で「野村クリーンセンター」に移動し、持ち込まれる災害ゴミの分別作業を担当しました。

 クリーンセンター場内には「家電」「金属」「木材」「畳」「不燃」などに分けるため、分別エリアごとにボランティアが配置され、「木材エリア」には西条市職員も災害支援で派遣されていて、一緒に分別作業を行いました。午前10時受け入れ開始時刻には、すでに数台の軽トラックがクリーンセンター入口で待機していて、受付開始とともに作業を開始。「大きなタンス」や「住宅の柱」などは2~3人がかりでトラックから降ろしました。

 搬入トラックに同乗していたボランティアの大学生は「空家などまだまだ手付かずの住居があって、今回持ち込んだゴミもほんの一部です」と話していました。一緒に作業した西条市職員は「西条市も14年前に豪雨災害があり支援を受けたので、そのことを思い出しながら支援に来ました」と語り、汗と砂ぼこりにまみれながら作業を行っていました。

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