自治労連秋田県本部 横手市職労 岩手・岩泉町へ災害ボランティアを派遣
10月12日(水)に自治労連秋田県本部・横手市職労は岩泉災害ボランティア第1弾として、執行部と書記計5人で岩泉町に日帰りで活動してきました。
朝5時に横手を出発し沢内経由で盛岡へ行き、その後国道455号を走り、岩泉町中心部に9時に到着しました。岩泉ボランティアセンターの本部で受付をし、他から来ていたボランティアの方と8人のグループを作って指示を待ちました。担当者から安家地区(町の中心部から北へ20km入ったところ)へ行ってくださいとの指示があったため、送迎バスで約30分かけて安家地区へ入りました。
安家地区は四方岩山に囲まれた大きな川沿いの集落で、今回の台風による被害が大きかった地区です。川沿いの家屋の1階はめちゃくちゃで、道路の舗装も剥げてしまい砂利道となっているところも多くありました。午前中は家屋から出された土砂の山をスコップでかき出す係、道,m路沿いまで一輪車で土砂を運搬する係に分かれて作業を行いました。お昼休みには1時間ほど休憩をとりましたが、ここで雨が降ってきて少し参加者は寒そうでした。
午後からは二手に分かれて、午前中と同じ作業を他の現場で行うチームと側溝から泥を上げて川沿いの土砂捨て場まで一輪車で運ぶチームに分かれて作業を進めました。側溝に入っていた泥は水分を多量に含んでいるためにかなり重く感じました。また、土砂や泥の中には木材や衣服、家のサイディングの一部などが混じっていてその仕分けも大変でした。午後2時30分過ぎくらいには作業が終了となりました。作業が終わると送迎バスでボランティアセンター本部まで戻り、作業報告をして終了となります。ボランティア活動後はボランティア参加者のために無料で開放されている役場の前のホテル龍泉洞「愛山」の温泉で入浴させてもらい、疲れを癒しました。
被災後初めての現地訪問ということもあったため、ボランティア活動の帰りに岩泉町役場にある岩泉町職労を訪問し、災害見舞いとして横手産のリンゴジュースを渡しました。対応してくださった岩泉町職労の佐々木書記の自宅も1階が1m50㎝ほど水に浸かり、水道も玄関先の1カ所しか出ない状況で自宅の2階で生活しているという話を聞き、まだまだ大変な状況が続いているのだなと実感しました。