自治労連被災者支援センター(陸前高田)で、全国からのボランティアによる市広報「りくぜんたかた臨時号」の配布がはじまりました。

 陸前高田市は、大津波で市庁舎を失い正規職員293人のうち68名が死亡・不明となりましたが、震災1週間後の3月18日に開かれた避難所責任者・区長会議で、停電・電話不通・ガソリン欠乏のもとでの情報不足が出され、対策本部・避難所・住民の情報のパイプとして、広報「りくぜんたかた臨時号」を発行することが決められました。以来、市担当者の奮闘で、土日も休まず、連日発行されてきました。

 当初は、市が印刷した広報を自衛隊が避難所に配布してきましたが、自宅居住者には届かなかったり、まとめて回覧されたりしている状況でした。市は市内105人の行政区長制度の活用を検討していましたが、職員体制が確保できず行政区長の状況も十分把握できていない状況でした。市の依頼をうけた自治労連は、配布網の構築の準備作業として、5月10、11日、区長の確認作業を全市8町を対象に行い、市の情報と付き合わせて新年度の区長名簿を整備。5月17日から自治労連ボランティアによる配布活動がはじまりました。

 火曜日から土曜日までの週5日間、仮設庁舎内で早朝6時から印刷作業をおこない、市内9地区を5コースに分けて配布しています。地区全体が津波で流されている所もあり、地図が頼りにならないなかを、不慣れな土地で区長宅を訪ね、必要配布部数を聞き、市への要望や困っていることなどを聞いています。バスの巡回日と診療所の開設日とがずれていることへの対応や、ゴミ収集所が流されて困っていることなど、区長さんなどから寄せられた住民の声を市に届けています。「良くやってくれてありがたかった」「遠い所からご苦労様」などの感謝の声を励みに、住民のみなさんに必要な情報を届けるために、自治労連ボランティアが頑張っています。