被災地・被災者の声に寄り添う復興を!

復興県民会議が太田国交大臣とJR東日本本社要請…「6項目署名」提出

 6月18日、岩手自治労連も参加する「東日本大震災津波救援・復興岩手県民会議」は、これまで取り組んできた「震災からの一日も早い復興を…6項目署名」にもとづく、国土交通大臣要請、JR東日本本社への要請を行いました。この要請行動は昨年12月に行われた対政府要請に続く2回目。被災地の住民をはじめ、県民会議の民主団体、労働組合、県議会議員や陸前高田市、山田町、大槌町の地方議員など約30名が参加しました。岩手自治労連からも佐藤一則委員長、新沼優・大船渡市職書記次長、山崎公生・山田町職書記長の3人が参加し、被災地の現状などを訴えました。

image008

復興、住民生活再建の要…JR大船渡線・山田線の「鉄路」での早期復旧を

image005

 復興県民会議」の前川慧一代表委員(被災者、現在宮古市在住・元岩手自治労連委員長)が、太田国土交通相に要請書を手交し、切実な被災者の声として要請しました。前川氏は、「大震災でJR山田線が甚大な被害を被って3年3か月、いまだ復旧せず、バス代行となっています。鉄路の倍の時間、乗換、本数も少なく、通院、通学に大きな支障をきたしています。これでは被災者はじめ、高校生やお年寄り病人などの負担がとても重くなり、復興とは逆行しています。当初はJRも早期復旧を明言していたが、今になって『三鉄移管』や復旧費用の地元負担強化を要求する始末です。県議会でも全会一致で『鉄路での復旧』を決議しています。国として大臣として、JR東日本に対し、早期復旧にむけての勧告・指導を強めていただきたい」と話しました。太田大臣は「山田線の早期復旧が地元の復興のシンボルであることは承知しています。早急に話し合いが妥結できるよう努力したい」と答えました。県民会議では第二次分の16,826人分の復興県民署名(第一次提出10,989人)を直接手渡しました。

JR東日本は、要請書を受け取っただけ…本社ロビーで立ったまま、不誠実極まりない!!

 新宿にあるJR東日本本社に前川慧一代表世話人が冨田哲郎JR東日本社長宛の申し入れ書を読み上げ手渡ししました。今回の要請団の代表として佐藤委員長も同席しました。しかしJR東日本は、名刺交換も拒否し、マスコミの取材・写真撮影も許可せず、本社玄関ロビーでの受け取りということに頑なな態度でした。到底沿岸地域の利用者や地域の切実な要請を真摯に受け止めようという姿勢ではありませんでした。

JR新宿駅頭で街頭宣伝・署名…快く署名してもらう

 その後全労連や全国災対連の協力もあり、JR新宿駅南口で該当宣伝を30人の代表で署名宣伝活動を行いました。宣伝カーから沿岸被災地の実態や、お年寄りや高校生のかけがえのない足としての山田線・大船渡線の全面復旧をと署名宣伝行動を行いました。持参した「真崎わかめ」も配布したこともあり、署名宣伝行動としては、反応がとても良いと全労連の役員から話されました。短時間の署名・宣伝行動でしたが、道行く都民の方から79筆の署名があつまりました。

新沼書記次長(大船渡市職)が怒りと決意の感想

image013

 11時からのJR東日本本社要請では、JR東日本本社ロビーで担当職員に要請書を手渡すだけのものでした。JRのこの対応には、参加者の多くが怒りを感じました。震災と向き合わないJRの不誠実な対応に、被災地と相当ギャップがあることがわかりました。

 11時30分から12時まで、小雨が降る中で、新宿駅南口で復興県民10万署名に取り組ました。短時間ではありましたが「被災者本位の一日も早い復興を」と道行く人たちに声を掛け合いました。

 

 14時からは国土交通省の大臣室で、太田大臣への要請書の提出、復興県民署名を提出しました。参加者からは「通学、通院の足をはじめ、地域・観光振興に欠かせない」と、沿岸が復興するためにはJRの復旧が必要との意見が相次ぎました。

 また、斉藤県議(共産党)からは、「県議会で採択された早期普及を求める意見書を重く受け止めてほしい」と国の積極的な指導を要望しました。今回の代表は28人でしたが、この背後には多くの鉄路の復旧を望む地域住民がいます。国は、こうした地域の声をしっかりと聞き入れ、国の責任でJRに早期の復旧を明言させるべきです。そのためにも、より強い立場での国の指導と役割が急がれます。また、JR東日本は、被災地目線で、悲しみや痛みをしっかり受け止め、自らの責任で鉄路復旧を急がなくてはなりません。

山﨑書記長(山田町職)も地域の復興に思いはせ

image016

 要請に参加した山田町職の山﨑書記長は、「  国土交通大臣と面会して要請を行うと云う人生初の出来事に、少し緊張しながらも参加してきました。自分も高校生時代に山田線を利用して通学していたので、降雪や交通事故等の道路状況に左右されずに移動できたのは便利でした。今の高校生は、朝早く便数も少ない中でのバス通学は非常に大変です。1日も早く鉄道が復旧し、勉学に専念できる時間が増えれば良いと思っています。JRと国土交通省は、早急に復旧への道筋を立てていただきたいです」と復興への思いを語りました。