第13回 子どもに豊かな育ちと読書の喜びを
学校図書館・公立図書館の充実を求めるつどいin埼玉

 学校図書館と公共図書館が手を取り合って、子どもたちに豊かな育ちを保障し、読書の喜びを届けていくための集いが、自治労連、全教、日高教と読書運動にかかわる各組織の共催で開催されました。

 開会に当たり実行委員会は、子どもたちの読書環境を充実させるために専任・専門・正規の学校司書の配置が欠かせないと、この間行ってきた運動が昨年来前進し、はじめて2012年度政府予算で司書配置のための地方交付税措置がされ、7月には国会議員超党派で構成する学校図書館活性化協議会により「学校図書館法改正の取り組みについて(案)」が示され、「学校司書及びその専門業務に法的根拠を付与する必要がある」、「学校図書館法改正案の国会上程と成立に向けていく」ことが提案されました。
 12月3日に全教などが行った文科省・総務省交渉でも次年度における地方財政措置の継続について確認されてきている。一方、現実は2012年度に配置増となったのは、京都市など一部にとどまっており、これまでのとりくみをさらに進めていくことが重要と報告されました。

 引き続き開かれたシンポジウムには自治労連から、岡山市立庄内小学校司書の仲間(岡山市職労)が、岡山での図書館活動を報告し、子どもたちの「知る自由」を保障し支えていくため、いつでも使える、常時開催の学校図書館の重要性や、「もっと知りたい」という子どもの要求をかなえていくため、学校図書館をどう生かすか、司書から教師、学校への提案が重要。文部省のいう「学校司書」では、学校図書館は十分機能できない、専任・専門、正規の司書の必要性を反映させるには、現場からの実践に基づく発信が大事と強調しました。開催地の埼玉からは春日部市の市民団体「学校図書館を考える会」が図書館活動の前進に向け、市内全校への見学活動と聞き取りアンケートを粘り強く行い、まとめた結果を市当局に提出。結果、「地方交付税による司書配置の議会請願」を全会一致で通したりくみなどが報告されました。
 この後、公立図書館ならびに学校図書館運動、交付税措置と法制化のもとでの要求などをテーマに分散会が行われ、とりくみ報告などの論議がかわされました。

 集会閉会にあたり、4点の要求①全ての図書館に専任・専門・正規の司書配置を、②司書の専門的働きを支え保障を、③蔵書の充実、公立図書館の資料費の確保、④指定管理者制度導入や外部委託ではなく、直営での運営を求めるアピールを確認し、閉会となりました。この集会には、全国から100名を超える参加があり、自治労連からは岡山、長野など34名が参加しました。