自治労連被災地支援センターのある矢作地区で、当初は遠慮がちだった被災者の皆さんからの自治労連ボランティアへの依頼が広がっています。床下の泥あげや田畑の片づけをしたお宅の80歳のおばあちゃんは、「自分一人ではどうにもならなかった。本当にありがたい。今度みなさん方に困ったことがあったら飛んでいきます」と感謝の気持ちを述べられ、お礼にと千昌夫(陸前高田市出身)さんの「星影ワルツ」を張りのある声で歌ってくださり、作業の最終日には涙の別れとなるなど、地域住民の皆さんとの交流が深まっています。

 矢作地区では、矢作第2区の村上富夫区長を中心に、津波が押し寄せた田んぼに“ひまわりとトウモロコシ”の種を蒔くプロジェクトが進行中です。矢作地区にボランティアで来ていた「チーム福岡」のメンバーである九州大学の学生からの提案で、来年にも稲作が出来るように、塩分に強く、塩分吸収力が強いトウモロコシとひまわりを栽培する案が出され、さっそく「塩害対策の会・タネっこをまくべえ」の会をたちあげ、村上さんが会長となりました。トウモロコシとひまわりの種子(写真)は自治労連が現地に届け、種まきの日を待つばかりになっています。保育所・幼稚園・小学校の子どもたちや避難所の人たちにも呼びかけ、6月4日(土)、5日(日)には、マスコミの協力も得て、被災者を励ます大イベントとしてやろうという計画です。

 会長の村上さんは、「後ろを見ていても仕方がない。楽しいことをやるんだ」と、被災した農地の所有者に「塩害対策の会・タネっこをまくべえ」の会への参加者を広げています。楽しくて希望のもてる取り組みへと自治労連も充分な協力体制をとることにしています。