いい旅ニッポン見聞録2017年2月号 Vol.519

静岡県・浜松市

歴史のまちはエコなまち

『おんな城主直虎(なおとら)』の舞台浜松は魅力満載
201702-kenbun-1

▲井伊家の菩提寺、龍潭寺の庭園も見どころ

今年のNHK大河ドラマ『おんな城主直虎』ご覧になっていますか?井伊家のお家断絶の危機に立ち上がった女城主・井伊直虎の人生を描く物語です。戦国時代、徳川の天下取りを支えた徳川四天王の一人、井伊直政を親代わりに育てたのが直虎です。井伊家の血筋はその後、幕末に桜田門外の変で暗殺された大老、井伊直弼につながっています。

物語の舞台は遠江国(とおとうみのくに)井伊谷(いいのや)(静岡県浜松市北区引佐町)浜名湖の北、美しい田園と山に囲まれた豊かな土地です。

戦国時代のスクランブル交差点

当時の井伊家は今川義元に仕えていましたが、織田信長の桶狭間の戦いの後、徳川方に寝返ったと嫌疑をかけられ直虎の許婚で、直政の父である井伊家23代当主・直親が殺されます。直虎は井伊家を守り抜くため、女城主となり、幼少の直政を後見することになります。

井伊谷は今川義元、織田信長、徳川家康という戦国時代のスターたちが出会い、歴史がつくられた戦国のスクランブル交差点ともいえます。直政はやがて家康の小姓となり徳川四天王へと大きく羽ばたいていきます。

観て、食べて、歴史に触れ、楽しんで

井伊谷周辺には、井伊家の菩提寺であり、国指定名勝の庭園が魅力の龍潭寺(りょうたんじ)のほか、井伊家の居城・井伊谷城跡、東海地方最大規模、落差30メートルの大滝がある鍾乳洞・竜ヶ岩洞(りゅうがしどう)などの見所がいっぱいです。「おんな城主・直虎大河ドラマ館」も浜松市みをつくし文化センター(北区細江町気賀)にオープンしました。

また、食といえば、うなぎはもちろん、三ケ日みかんや浜名湖の牡蠣、すっぽん、遠州灘のふぐ、しらす、浜松餃子、エシャレット生産量は日本一。うなぎパイに加え直虎ゆかりのお土産も充実しています。

浜松市は、東京と大阪からの中間に位置し訪れるのにも便利です。五月の連休には浜松の「やらまいか(やろう)」を象徴する大凧揚や御殿屋台が美しい浜松まつりがおこなわれます。浜松市街地には徳川家康が初代城主となった出世城・浜松城のほか、出世の街を体感できる「浜松出世の館」や、世界の楽器千点以上を展示する浜松市楽器博物館等もあります。歴史にあふれ、音楽と楽器、オートバイ、光技術、太陽光発電日本一のエコなまち、浜松へ是非一度お越しください。

見聞メモ
【おんな城主直虎 大河ドラマ館】
入館料大人600円、小中学生300円/開館時間9:00~17:00 無休/遠州鉄道観光バス:1日コース6,000円4月~6,300円(浜松駅発着)
【問合せ先】
(浜松市観光インフォメーションセンター 053-452-1634)(詳細は、井伊直虎特設サイト「だいすき なおとら」で検索)

201702-kenbun-2

▲出世城とよばれる浜松城