かがやきDAYS2018年5月号 Vol.534

学校給食 この仕事が好きです

高知・南国(なんこく)自治労連 高橋 和裕(かずひろ)さん

▲「同僚と仲良く調理をすることを大切にしています」という高橋さん

高知県南国市の小学校給食は地元産のお米や野菜を使った直営・自校方式です。今回は南国市に生まれ育ち、学校給食の現場で働く高橋和裕さんに登場してもらいました。

直営・自校方式だからこそ

ぼくはこの仕事が好きです。メニューひとつとっても幅が広いし、奥が深い。この仕事を始めて4年目ですが、まだ作ったことのないメニューがあります。

いま児童140人の小学校で働いています。子どもの顔が見える、子どもからもぼくらの顔が見える。食べ残しがなかったら「がんばったね」とほめてあげる。そうすると食べ残しが減るとか。

こういう職場だと仕事への熱量が自然と高くなります。給食センター方式ではこうはいかないと思います。

いま、子どもたちの置かれている状態は、家庭でも「孤食」だったり、友だちの家に行っても、それぞれがゲームをしたりしていて、いっしょに食べたり、いっしょに何かをするという時間が少なくなっているんじゃないですか。「子ども食堂」にあらわれていますよね。

学校給食は子どもたちがいっしょに同じことをする貴重な機会だと思うのです。そういう時間を大切にしたいのです。

それとぼくが一番大切にしていることは、同僚と仲良く調理をすることです。その結果が料理の味にも出てくると思っています。

給食現場を知ってもらえたら

労働組合で昨年11月には各職場の仕事や課題を学ぶための発表会が開かれ、学校給食の報告をする機会がありました。

食材の確認から始まり、決められた温度や手順で調理をすすめていく過程や、料理を子どもたちが運びやすいように工夫していること、翌日に向けて、作業効率や衛生面に気をつけて動線の確認を毎日行っていることなどを話しました。他の職場の人が「学校調理の現場を知るいい機会になった」と言ってくれたのがうれしかったです。

これからも安全で美味しいはもちろんのこと、笑顔あふれる学校給食をめざして、調理現場に臨んでいきます。