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〔44〕馬と気持ちがぴったり合う瞬間が好き

かがやきDAYS2018年3月号 Vol.532

馬と気持ちがぴったり合う瞬間が好き

山口・宇部市職労 櫻井 美紀子(さくらい みきこ)さん
▲保育園臨嘱分会の分会長としてもチャンレンジの日々

小学生の時の想い出から、県大会出場に

「幼い頃から、家族で旅行に行った時には、必ず馬に乗っていました。秋吉台にはよく出かけ、その度、引馬に乗っていました。小学生の時に、手綱を引くおじさんに『1人で乗っておいで』と言われて1人で乗ったこともあります」

このように馬が大好きな櫻井美紀子さん。原保育園で、嘱託保育士として働き、今年度は宇部市職労保育園臨時・嘱託分会分会長を務めています。

乗馬のきっかけは、保育園に就職して2年目の頃。「仕事以外にも何かをしたい」と思って、飛び込んだのが宇部にある「乗馬クラブ」。以来、17年所属していました。お子さんが赤ちゃんの時期にも県大会に出場していました。積極性とバイタリティーを発揮していたようです。

「馬は穏やかで、優しい生き物。乗馬は、自分の気持ちと馬の気持ちがピタッと合う瞬間が気持ちいい」のだそうです。

当然のようにお子さんも小学校4年生の頃から乗馬を習い始め、親子で親しんできました。そのお子さんが中学3年の終わりに、「国体に参加してみたい」と気持ちを明かしたことから、防府の「多々良乗馬苑」(現在は「クレイン山口」に名称変更)に親子で所属し馬術を極めました。

ホースマネージャーとして親子で国体出場

国体へはチームとして出場します。一チームは監督、ホースマネージャー、選手3人と馬。櫻井さんはホースマネージャーとして出場馬の体調を24時間管理し、娘さんが選手として活躍し、2002高知国体、03静岡国体、04埼玉国体に連続出場をはたしました。2017愛媛国体は、チームとしてではなく、競技役員として参加しました。2年後の、東京パラリンピックでも、「もし、声がかかれば、お手伝いしたいなと思っています」と、密かな胸の内を明かしてくれました。

保育園臨嘱分会の分会長になり、「とにかく前向きにがんばろう」と考えたそうです。の問題は学習会を行ったところです。保育と組合、どちらも大変です。いくら頑張っても成果の出ない経験はたくさんあります。しかし、がんばらないと前進もありません。櫻井さんは、馬たちに癒やされ、何度でもがんばっていくのだろうと思います。

最後に一言。「還暦祝いに家族が『馬に乗って福岡県宗像大社にお参りに行こう』と企画してくれて、1月に泊まりで爆笑騎乗してきました!」

▲選手として大会に出場した櫻井さんの娘さん
▲娘さん(手前)と乗馬中の櫻井さん

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