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〔36〕 「龍泉洞の1日」をあなたの特別な日に

かがやきDAYS2017年6月号 Vol.523

台風被害から再開

「龍泉洞の1日」をあなたの特別な日に

岩手・岩泉町職 三上薫(みかみかおる)さん 佐々木鮎美(ささきあゆみ)さん

▲佐々木鮎美さん(左)、三上薫所長(右)

日本三大鍾乳洞のひとつ、「龍泉洞」が岩手県岩泉町にあります。昨年8月の台風10号によって入口から大量の水があふれ、「閉洞」をよぎなくされ、今年3月に再開されました。ここではたらく2人の女性の「かがやき」を紹介します。

三上薫所長 「(大量の水があふれているのをみて)最初は、とにかく驚きました。でも、すぐに龍泉洞の復旧を考えるよりも、ライフラインや避難された住民に気持ちがむいていました」と言います。少したって『龍泉洞』の存在をあらためて考えました。「町が災害復旧する上でここがないと交流人口、経済も動かず、町民のくらしにも影響する。町民の精神的支柱でもあり、早く復旧させなければ」と考えたと言います。

昨年4月から龍泉洞事務所の所長となり「町の観光資源の柱」と考えてきました。「土日や夏休みなどはたくさんの観光客がきて、道路が渋滞することがあります。そんな時、町民の方が『おらが町にこんだけよそから来てくれている』って言ってくれるんです」と、町のにぎわいと町民の思いに目を細め、龍泉洞を通じて町の活性化をしっかりと見据えています。

佐々木鮎美さん 役場に入って3年目、出身は沿岸部の山田町です。「役場職員になろうと思ったのは『地域のためになにかしたい』」が率直な動機。でもなぜ岩泉町なのか。「山田町は海の町です。何度か岩泉に来たことがあって、力強い山々がとっても好きになり、住みたいと思いました」と笑顔を見せます。

3月に異動の話しをされた時、最初は「どうしよう」と思ったそうです。「台風被害から再開するのは知っていたのですが、多くの方からご支援いただいて再開した施設で、何が自分にできるのかという不安があった」と言います。でも全国各地、海外からも来て下さって「再開できてよかったね」の声が不安を吹き飛ばしてくれます。

被害をまったく知らなかった方もたくさん来ます。台風被害は知っていても岩泉町と龍泉洞がつながっていないことも多々あるのです。「もっともっと全国に発信して、『龍泉洞』があるのは岩泉町!を知ってもらいたい」と話す佐々木さん。

「龍泉洞の1日はその日だけの思い出。思い立ったらぜひ、きてください」…ふたりの笑顔がキラリ。

龍泉洞HP www.iwate-ryusendo.jp/

▲再開された「龍泉洞」の内部

▲台風10号による地底湖の増水で噴き出す大量の水