かがやきDAYS2016年8月号 Vol.513

「忙しい」毎日でも仕事も組合も一手先めざす

埼玉・深谷市職労 松本 一樹さん
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▲師匠から贈られた「一意専心」の一筆を誇らしげに持つ松本さん

 「小学校4年生の時に将棋と出会いました」と話す松本さん。

 当時は、市内の将棋道場に通い、大人と一緒に毎日、将棋を指し続けたそうです。小学5年生になった2月の小学生将棋名人戦では、県大会3位という好成績を残しました。その当時の優勝・準優勝者は現在、棋士として活躍されているそうです。

 中学3年生の時に出場した小・中学生将棋団体戦全国大会では、なんと初代チャンピオンに輝きます。松本さんは「当時は棋士をめざすことも考えていました」と話します。

 棋士になるための第一関門は奨励会への入会ですが、1次、2次試験を通過した者だけが入会できます。入会後も卒業への道のりは厳しく、松本さんは「棋士になるのは難しい。受験資格に年齢制限がありますが、中学1年生頃までに入会できないと芽がないと言われています。私も入会試験に一度チャレンジしましたが、不合格となり、あきらめましたね」と棋士への道の厳しさを語ります。

 高校2年生の時には、全国高等学校将棋選手権大会で3位になります。ただ、高校では主に卓球部の部活に励んでいたそうで、将棋を本格的に再開するのは大学生になってからだと言います。

 大学では団体戦が中心で、当時、所属していた大学でのリーグ格付けはC2だったのが、松本さんと当時のメンバーで一番レベルの高いAランクまで駆け上り、東日本学生将棋大会で優勝を果たし、全国大会でも見事に優勝しました。

地域に貢献したくて

 棋士の道をめざした松本さんが、なぜ深谷市の職員に。

 「実は私、深谷市から一歩も出たことがないんです。自分の生まれ育った地域に貢献したくて、大学でも自治体に関する勉強をしていました」と話します。

 「市民課ではマイナンバーの対応に追われています。人員も多くない中で、業務量が多くなってきています」と話す松本さんは、接遇インストラクターとして新人教育、市民課会の幹事長として交流会をセッティングするなど大忙しです。

 今後の目標について「仕事では、4年目としての役割を発揮し、昨年発足した将棋部での仲間づくりと職域団体対抗将棋大会優勝をめざし、組合活動では職場環境を良くしていきたいですね」と語ってくれました。

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▲にこやかに窓口対応する松本さん
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▲自治労連第23回全国将棋大会で二連覇を果たす