かがやきDAYS2015年8月号 Vol.501

平和を願い笑顔あふれるお芝居を続けていけたら

門真市職労 辻 誠さん
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 門真市職員労働組合に勤めて10年目の辻誠さん。現在は大阪自治労連・書記部会の副部会長をしています。書記として賃金・労働条件などの闘争だけでなく、地域労組や平和を守る活動などにもかかわりを持つようになったと話します。

 辻さんは15年以上続けている「舞台演劇人」の顔を持っています。小学校の演劇部からはじまり、地元の市民劇場を経て、今は小さな劇団「演劇軍団ユニットCongrazie(コングラッチェ)」を仲間と立ち上げ、年2回の公演を大阪市内を中心に続けています。

 社会人になってからは、在阪のさまざまな劇団に呼ばれ、出演の機会も多くなったと話します。また、門真市職労に勤めてからは民主的な活動をしている劇団との関わりも増え、労働争議支援の演劇や大阪空襲をテーマにした演劇などに出演する機会も増えてきました。

 ただ、拠点場所を持っていないので、「稽古場や打ち合わせの場所探しに毎回悩む」と辻さん。特に、今まで使っていた公民館などの公共施設が突然廃止・統廃合でなくなった時は大変だったと話します。

 橋下知事(現大阪市長)の登場で、大阪にある公共のホールが軒並み閉鎖された時には、関西の演劇仲間がそろって署名活動にとりくみました。「演劇という絆で主義主張を越えて一つになれた。ほんとうに『文化』って大事なんだと感じることができた」と話します。

 演劇は、娯楽の文化として発展してきた一方で、政治的にも利用されたり、戦時下の日本では排除されたり、突然の公演中止もありました。こうした当時の演劇人の苦労を偲び、「今の日本は、安保法制を取り巻くさまざまな動きがあるなかで『戦争する国』づくりが強行されようとしています。僕は、演劇を通して平和を守る思いを多くの人に届けられたら」と言います。「演劇は多くの人の目に届きます。その影響力の大きさも痛感しています。だからこそ、僕が組合活動を通して感じていることをありのままに、伝えていきながら、平和を願い、すべての人たちが笑顔であふれるようなお芝居を続けていけたらいいなぁと思います」と照れながら話してくれました。

 次回は12月の「演劇軍団」に出演します。詳しくはhttp://ameblo.jp/congrazie/で検索を。

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▲辻さんが出演した大阪空襲訴訟を題材にした劇、
「どうしてジャンケンできないの?~大阪空襲ものがたり~」の一幕