かがやきDAYS2014年7月号 Vol.488

乗ったことのない路線に乗りに行きたい
鉄道ファンとして規制緩和政策を考える

大阪・枚方市職労 青 洋志(あお ひろし)さん
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▲2007年4月に廃止された、くりはら田園鉄道ディーゼルカー。宮城県の石越駅にて

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枚方市職労で執行委員・職員支部書記長をしている青洋志さんは、「鉄道ファン」です。

子どもの頃から鉄道が大好きだった青さんは、列車に乗り、切符を集め、車窓からの風景などを観察していました。

鉄道全般に興味があり、最近では夜行列車が削減される傾向にあるので、可能な限り利用をしたいと考えています。

規制緩和の流れのなかで、以前と比較して鉄道やバス路線が簡単に廃止できるようになったため、ローカル線の廃止が相次いだ時期には、廃止が決定した路線に乗りに行くことがよくありました。

最近は、ややその動きが落ち着いたとはいえ、経営状況が良くないことから存廃問題が浮上している路線は全国に複数あり、そのような路線に乗ることや、記念乗車券やグッズを購入することで個人として少しでも支援できないかと、青さんは考えています。

また青さんは、趣味の鉄道を通して、「少子高齢化が進行するなかでの地域の公共交通のあり方、さらには当該地域の将来についてや規制緩和政策のマイナスの部分について考えさせられ、心が痛むことがあります」と言います。

今後、各地で整備新幹線の延伸が計画されており、青さんのような鉄道ファンとしては新規に開業する路線があることはうれしいことです。しかし、「その一方で、並行在来線がJRから切り離され、第3セクター化されることで利用者の減少や経営悪化が見込まれ、今後の行く末が心配になります。これらの路線の今後も見守って行きたいと思います」と語ります。

青さんは訪れた都市に路面電車があればできるだけ乗車し、住まいの京都から比較的近いところでは、機会があれば京福(けいふく)電鉄や京阪電鉄の大津線、大阪の阪堺(はんかい)電車に乗るようにしています。

まだまだ日本各地で青さんの乗ったことのない路線が多数あります。「なかなか時間が取れないなかでも、少しずつでも乗りに行きたい」と、青さんの夢は、線路のようにどこまでも続きます。

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▲2008年3月のダイヤ改正で廃止された寝台特急「あかつき」と「なは」(京都―鳥栖間は併結して運行されていたもの)。京都駅にて
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▲2012年4月に廃止された、十和田観光電鉄線の電車。青森県の七百駅にて