職場・地域を語り合い仲間を増やそう
▲保育部会で仲間を増やそうと話し合い
自治労連は、すべての職員が働きやすい職場づくりをめざして組合員の声に耳を傾け各地で対話をすすめています。仕事や生活に関する学習や懇談を通じて新しい仲間を迎え入れ、地域について考える学習会も開催されています。
働きやすい環境守るため組合員過半数職場ふやす
保育園職場の36協定締結へ [埼玉・所沢市職労]
労働基準法第36条にもとづく時間外労働の協定「通称36(サブロク)協定」は、長時間労働を是正し、私たちの健康を守るための大切なルールです。公務職場であっても保育園(所)や病院、土木事務所などの職場では締結が必要です。
36協定に組合のチェックは必須
これまで所沢市の公立保育園では、所沢市職労が協定内容を厳しくチェックし、一括して協定を結んできました。しかし今年1月、市(当局)より「2026年度からは、組合が一括して締結してきたこれまでの運用を見直したい」と提案がありました。この内容では、組合員が過半数に満たない園では、組合が協定内容をチェックできなくなり、公立保育園ごとに異なる労働条件になる恐れがあります。
時間外労働規制の大切さ伝わる
保育部会は、「過半数に満たない保育園の組合員を増やし、自分たちの働き方を守ろう」と確認し合いました。未加入者にチラシを配り、「36協定の大切さ」を伝えて加入を呼びかけた結果、共感が広がり、新たに2カ所の保育園で組合員が過半数を超えました。
市職労では、今後も適切な労働時間の管理や、時間外労働のない職場づくりのため、職場実態の把握と改善を求めていきます。
職場過半数となった保育園の役員の声
今回、チラシをもとに「あなたの組合加入で職場の36協定の結び方がかわります」と声をかけていきました。園では重要性を理解してくれる人たちが現れ、ともにさまざまな視点で声をかけてくれました。互いに思いを出し合えたことにも価値がありました。加入者が増えたことをスタートに、今後も自分たちの働き方を考えていきたいです。
若手の発想で組合を身近に!
「モリトーーク!」を展開 [岩手・盛岡市職労]
盛岡市職労では、2023年から青年部が中心となり、次世代交流会を4回開催しました。親しみやすさを重視し、テレビ番組にちなんで「モリトーーク!」と命名。これは若手役員である石橋英美書記長・深澤彩書記次長の新鮮な発想から生まれました。公務員独特の「差額支給」を解説する「お金の話」や、先輩職員が経験談を語る「先輩トーク!」などのテーマを取り上げ、青年層の新たな組合加入につなげています。
この成功体験は、労働組合全体の課題解決にもいかされています。役員の欠員等により職場討議が十分にできていない状況を変えようと、現在は対象を広げた「各世代モリトーーク!」に発展。今年1月には秋季年末闘争の到達点を報告する「大切な給与、休暇等の話」を実施しました。さらに3月には、ろうきん担当者をゲストに招き「組合加入で利用できる、ろうきんの大変お得な話」を開催。住宅ローンの組合員優遇金利などを分かりやすく解説した結果、「金利が下がるのは本当に助かる」と参加者の組合加入につながりました。
一連の企画では、若手役員が自ら参加を呼びかけ、スピーチを依頼するなど積極的に動いて交流を深めています。盛岡市職労は今後も、新規採用者と対話を大切にし、「モリトーーク!」のブラッシュアップや職場訪問を通じて、さらに仲間を増やしていく予定です。
▲アットホームにモリトーーク!
高齢化社会で公共交通の充実が重要
2026岡山県地方自治研究集会 [自治労連岡山県本部]
第24回岡山県地方自治研究集会が3月22日に岡山市内で開催され51人が参加しました。公共交通とまちづくりをテーマに地域交通の再構築と地域活性化などを学習しました。
記念講演で名古屋大学大学院環境学研究科の松原光也研究員は、京都丹後鉄道や岐阜の飛騨市営バスを例示し、観光列車の展開、バスの再編、一定間隔での運行ダイヤ化などによる利用促進と利便性向上を実現したとりくみを紹介しました。
記念講演や特別報告をふまえたシンポジウムでは、公共交通を交流や経済、福祉を支える社会基盤として位置づける必要性が報告されました。また利用者減少等の課題に対し行政・事業者・住民が役割を分担し協働する必要性が指摘されました。
参加者からの質問に応えて、運転手不足の解消のために賃金水準の改善が必要なことやJRの再公営化なども議論されました。原油高騰に翻弄されない持続的な社会の構築も可能になるとの意見もありました。
「高齢化社会では通院や買い物も大変であり、公共交通の充実が重要な課題。タイムリーな話だった」などの感想が寄せられました。
今年10月に広島で開催される第18回地方自治研究全国集会でもこのテーマの分科会が計画されており、岡山県本部では全国集会への参加を呼びかけていきます。
▲「公共交通とまちづくり」のあり方めぐり意見交換
残業調査や制度説明会通じて声かけすすめる
対話で広がる組合の輪 [愛媛・今治市職]
今治市職では新規採用者の組合加入が伸び悩み、未加入者が増える悪循環に陥っていました。この状況に危機感を抱き、残業中の職員の状況や要望を聞き取りながら加入を訴える「残業パトロール」を開始。最初は仕事の邪魔になるのではないかと不安もありましたが、多くの職員が率直に悩みを話してくれ、組合加入に結びつきました。
これを機にさまざまな場面での声かけが活発化しています。
「みんなの力で要求し、良い環境をつくりたい」。正規職員中心だった呼びかけを会計年度任用職員にも広げて、2人が加入。さらに「市労連ニュース」に申込書を添付したところ、「前から必要性を感じていた」と返信による嬉しい加入もありました。
力を合わせより良い職場づくりを
若手職員対象の「サポートセミナー」を開催し、賃金の仕組み、休暇や手当などの制度を説明。先輩職員が仕事上の悩みや困りごとを聞き、ざっくばらんに話し合う交流の場も設けました。「より良い今治市役所にするために力を貸して」と呼びかけた結果、1人が加入し、自治労連共済プレゼントも受け取ってくれました。
今治市職はこれからも、一人ひとりの声に寄り添い、力を合わせて働きやすい職場をつくるため、引き続き組織拡大にとりくんでいます。
▲残業パトロールで組合員を激励し、対話する役員