〔115〕ソロキャンプは心のよりどころ
2025年10月号 Vol.623
ソロキャンプは心のよりどころ
大分県自治体一般労組 曽根崎(そねざき) 真美(まみ)さん
▲食事の用意をする曽根崎さん
大分県自治体一般労組の曽根崎真美さんは、発達障害のある子どもを放課後や休日に預かる、放課後等デイサービス事業所で働いています。
自分の時間を大切にするソロ活デビュー
曽根崎さんはこれまで家族のために仕事や家事を優先し、自分のことは二の次でした。働きすぎて体を壊したこともありました。そんな時に、ワーク・ライフ・バランスや「自分のための時間」について考えるようになったそうです。「只今、50代…老後のお一人様に向けて、ソロ活をしてみよう!」と思い立ち、一昨年からソロキャンプに没頭しています。
キャンプを選んだ理由は、自然に触れながら、自分のために料理をつくり、自分のペースで過ごせるから。昔家族とキャンプに行ったときには周りに頼っていた火起こしも、試行錯誤の末に自分でできるようになりました。
気ままに楽しむソロキャンプの魅力
「風の吹くまま気の向くまま、食べたいものを自分のために料理して食べ、火を起こして焚き火をして、眠くなったら眠る。朝はのんびり起きてコーヒーを淹れる。そんな気ままな時間が最高です!」と話します。
同じようにソロキャンプをする友人と一緒に楽しむことも。道具を見せあって情報交換、料理やお酒を持ち寄って楽しんだ後は、自由に過ごして、朝には解散。家に招いたり一緒に旅行するよりも、いい距離感でつきあえるのも魅力のひとつです。
キャンプの経験が職場でもいかされる
「キャンプで自分自身を満たすことで、また明日からがんばれる。対人援助職だからこそ、人に尽くす前にまずは自分を整えることが大事です」と話します。また、職場でもキャンプで習得した方法で火を起こし、子どもたちとマシュマロを焼いて楽しむこともあるそうです。
「おんせん県大分」に住む曽根崎さんのおススメは、キャンプ場内に温泉がある由布市の「かいがけ温泉きのこの里キャンプ場」や「城ヶ原オートキャンプ場」です。「楽しいキャンプと温泉で英気を養い、組合役員として職場環境の改善に向けてがんばります」と明るく語ってくれました。
▲曽根崎さんおすすめの由布市にある城ヶ原オートキャンプ場
▲食事の用意ができました この日のメニューはカレーです